沖縄復帰40年
私と沖縄 写真・文 尾崎 孝史 沖縄は五月一五日に復帰四〇年を迎える。それなのに、沖縄から基地はなくならず、米軍による犯罪や騒音被害、環境汚染は続く。「本土並み」はなぜ実現しないのか。沖縄の人々はどのような思いで四〇年を迎えようとしているのか。
●相次ぐ米兵による凶悪犯罪や事故 居すわる米軍基地●今も変わらない「米軍犯罪野放し」の構造 「密約」を潜ませた日米地位協定の後進性 滝本 匠米兵が事件を起こしても起訴前に身柄すら拘束できない日米地位協定は、差別の象徴だ。米軍による被害が集中する沖縄では改定を求める声が強いが、日本政府は弱腰だ。それは、軍事植民地であるという本質を示している。●跡地開発で経済発展した那覇新都心ほか 基地で年5000億円の逸失利益との試算も 問山 栄恵米軍基地が撤去されれば沖縄経済は衰退するとの主張がある。基地の必要性を訴える論拠とされるが、実態はどうなのか。すでに返還された跡地開発から真の経済効果が見えてくる。●佐藤優の飛耳長目72 日本政府による1952年の沖縄切り捨てを考えよ
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