放射能とお魚
原発事故によって大量に放出された放射性物質が汚染しているのは、陸だけではない。海水や海底土への汚染を通し、魚や海藻などにも影響が出ている。これから何が起きようとしているのか。
■9月頃が大変なことになる 地獄への入り口はすでに開いた 水口 憲哉すでにチェルノブイリの比ではないくらいの高濃度汚染が検出された。しかもそれは序の口、今後もっとひどいことになる――という。■水産物の汚染度を読み解く 水産庁のモニタリングデータから 中地 重晴水産庁からは水産物のモニタリング結果が日々、公表されている。このデータからうかがえることとは?●ストロンチウム魚への不安 水産庁は検査の継続を■アバウトすぎる魚の表示 今、知っておきたい産地表示の落とし穴 垣田 達哉魚を選ぶとき、産地に気をつけなければいけないことはわかった。では、産地表示を見るときのチェックポイントとは?
- チェルノブイリ原発事故の教訓を活かせ セシウム牛が比較的安全な牛に変わりうる!山内 正敏
- 『新聞研究』がボツにした原発報道批判記事? 「安全神話」崩壊でも変わらぬ日本新聞協会 明石 昇二郎日本新聞協会には、国内の主要な新聞社や通信社、テレビ局一三三社が加入している。その機関誌『新聞研究』(月刊)が、自ら依頼した原稿を不掲載とした。日本のマスコミを代表する組織は「言論・表現の自由」をどう考えているのか。ボツにするのが当然な問題原稿だったのだろうか。広く読まれるべき原稿だと考える小誌は、以下にその明石昇二郎さんの原稿全文を掲載する。読者諸賢の判断を乞う。
- 国鉄闘争 事実上終結24年の歳月とこれから オホーツク沿岸の闘争団を訪ねて本誌取材班戦後最大・最長の争議となった国労闘争団の解雇撤回闘争。過去の総括とこれからの展望を安易に語れるほど、長年の月日の重みは軽くはない。いま、組合員たちは何を考え、どこへ進もうとしているのか。
- 当事者、雇用交渉を断念 JR、採用差別で最後まで責任取らず荒木 健次1987年の国鉄分割・民営化の際に起きたJR採用差別事件は、最後の課題だった雇用問題でJRが責任を取らないまま事実上終結した。労働者の人権を破壊した国鉄改革の非人間性が改めて問われる。
- 共通番号制”社会保障の充実”の裏で権益拡大狙う総務官僚 瀬下 美和国民一人ひとりに番号を割り当てて所得や年金、医療などの情報を管理する番号制度の大綱が決まった。番号法案(仮称)として今秋の臨時国会に提出される見込みだが、新たな大型利権として省庁間の綱引きが激化している。
- 節電電力の買い取りを拒否する関西電力どうしてPPSの電気を活用しない? 植田武智電力の送発電分離議論で注目を集めるPPS。もっと活用されてしかるべきだと思います。
- チャベス大統領の緊急手術が内外に与えた波紋 悲願の米国・カナダ抜きのラ米一大機構発足は延期伊高 浩昭
- 著者に聞く内澤旬子 聞き手/藤井誠二38歳で乳癌の手術をして以来、自分の身体に「主導権」を取られ、身体にとって気持ちいいことを優先したら―なぜかどんどん元気になっていったんです。