韓国「強制併合」から100年
■朝鮮人被爆者が問う「一〇〇年の加害」 植民地化がもたらした「生き地獄」 成澤 宗男日本は戦後、幾度となく「唯一の被爆国」と唱えてきた。そこでは、朝鮮人被爆者の存在がどこまで認識されてきたのか。だが彼らこそ、日韓強制併合一〇〇年の罪を根底から問うているのだ。■図解 朝鮮植民地化への道 編集部明治国家は最初の軍事挑発から35年かけて、朝鮮半島を植民地化した。武力によって抵抗する朝鮮の民衆を次々に殺戮し、意に添わないと主権国家を脅迫し、さらにそのために二つの侵略戦争まで引き起こした。卑劣・残忍で国際法も無視したそのやり方は、いまだこの国で支配的な「韓国併合条約合法論」のウソを完全に暴き出す。いまこそ事実を直視し、過去の清算のためにも100年前の強制併合に至る汚辱の歴史を知るべきだ。■安川寿之輔・名古屋大学名誉教授に聞く 虚構の「福沢諭吉」論と「明るい明治」論を撃つ 歴史を歪めた丸山眞男と司馬遼太郎の「罪」戦後のアカデミズムに君臨した丸山眞男と、「国民作家」の司馬X太郎。この二人による作為的な歴史偽造が厳しく問われねばならない。■いま、韓国と日本の平和を考える 過去の克服と相互理解のために リ シンチョル戦後六五年経っても靖国神社に多くの人々が参拝し、右翼が我が物顔で街宣車を走らせるような日本が、隣国との友好を築くことは可能なのか。韓国知識人が、日本の歴史認識を問う。■韓国国会議員の元恵栄氏に聞く 歴史への評価と反省から新たな友好関係を築く 韓日平和議員会議を結成韓国併合から一〇〇年を機に結成された「韓日平和議員会議」の韓国側会長が、日韓間に横たわる補償問題や友好関係発展の契機などを縦横に語った。
- 格闘する思想金 富 子
- これは資本主義と民主主義の衝突だ!市民への口封じ訴訟SLAPPとたたかう人たち
- 化学物質とのつきあい方8次はあなたの番かも!? 化学物質過敏症への理解を
- 初心者のための税金講座6予算のあれこれ教えます 上
- 沈黙の死者を悼んで
- “生菜”とはかけ離れたカット野菜倭人の食は遠くなりにけり
- 格闘する思想金 富 子