佐藤優 マルクスと語る

貧困・格差は、政治と経済で解決する

働いても働いても私たちの暮らしが苦しいのはなぜか。世界恐慌はくるのか。どのような世界になれば人々は幸せになれ、そのためには何をすればよいのか――身近で根源的な問いに、マルクスならどう答えるだろうか。マルクスに関する著作が多い佐藤優さんに架空対談をお願いした。職場でいつも競争にさらされていると、他人が敵のように見えてくる個人による個人の搾取が廃止される度合に応じて、国民による国民の搾取もまた廃止されていく

  • 裁判員として人を裁けますか秋葉原無差別殺傷事件で模擬裁判 西村 仁美二〇〇九年五月二一日から導入される裁判員制度に向け、初回の裁判員候補者名簿記載の通知が、一一月末に送付された。実際に裁判員に選ばれたら、どんな判断を迫られることになるのだろうか。「秋葉原事件」をテーマに元裁判官が主宰して、今年九月に開かれた裁判員裁判の模擬裁判から、裁判員制度の是非を改めて考えてみる。
  • 防衛省は なぜ腐敗するのか対談[太田述正・辻元清美] 戦後、日本の周囲に脅威はなかった。無意味な仕事だけ与えられている太田述正田母神問題で問われるのは政治の責任。自衛隊を分割して人道復興支援の別部隊を辻元清美
  • 格闘する思想 白石嘉治交換のロジックを断ち切り世界の無償性を拡大せよ ナビゲーター 本橋哲也中江兆民から幸徳秋水、大杉栄にいたるフランス受容のデモクラティックな歴史性に愛着をもち、自らを、過去も現在も未来も「フランス文学者」と言い切る。「ネオリベ」と蔑む現代世界のなか、資本に吸収されない精神の自由を砦として、徹底抗戦を試みる。「一連の大学改革の肝は何かというと 文学部の解体です。 文学という名称すら許さない。 コミュニケーション学科とか地域研究とか。 ……だからこそいまのネオリベラルな 世の中に対する反撃の拠点として、 文学があるんだと思います。」
  • 痛憤の現場を歩く90「白神山地と核」相容れぬ誘致計画世界遺産の麓でうごめく財政難の“起死回生策” 鎌田 慧ブナの原生林が遺され、世界遺産として登録されている白神山地。この麓で、低レベル放射性廃棄物(RI・研究所等廃棄物)の最終処分施設を誘致する計画が浮上した。財政難に苦しむ青森県鰺ヶ沢町の町長や町議会が、核の一発勝負を模索しているのだ。
  • 介護現場で苦闘するシングルマザーこれでいいのか、厚労省の母子世帯就労支援政策 白崎 朝子児童扶養手当削減と引き替えに母子世帯への就労支援をすすめる厚労省。しかし、労働条件の厳しい介護の現場では、資格を取得しても苦しい生活を余儀なくされているシングルマザーが多い。
  • 介助者と障がい者を、共倒れさせるな! 写真・文 吉田 敬三低賃金・長時間・不規則労働ゆえに、やりがいはあっても人材不足が続く介護職。このままでは介助者と障がい者が共倒れになってしまうと、介護職の待遇改善を求める声が上がり始めた。
  • ベテラン気象予報士に聞くテレビでは語られない“天気予報”のお話 天野 一哉いま、「お天気キャスター」はテレビ番組に欠かせない存在だ。気象予報士という資格を持つ人が多いが、タレントとの境界線もいまひとつ曖昧なような。一方で、彼らの「予報」がこのところ当たらないなあ……と感じている人も少なくないだろう。テレビでは語られない、「天気予報」に関するお話に少しお付き合いを――。

購入

  • amazon
  • Fujisan
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング
  • 定期購読

ページトップに戻る