民主主義か
ファシズムか

安倍晋三首相の立ち居振る舞いに傲慢さが戻ってきた。10月22日投開票の衆議院選挙で、自民公明が過半数を制する勢いになっているからだ。ただ、リベラルを軸に結集した立憲民主党の勢いは増している。選挙後は、その結果にかかわらず、政界再編の嵐が吹き荒れるとみる向きが多い。

  • 立憲民主に結集するリベラル勢力
    自公300議席超え!? 
    安倍晋三首相を待ち構える落とし穴

    横田一+本誌取材班
  • 主要政党の公約
  • 安倍政権の大罪・最終弾【消費税】さらに貧困を拡大してどうする
    このまま消費税10%増税でいいのか
    八代司

    今回の解散理由は、消費税増税分の「使い道」を教育に変えるからとか。だが増税は論外で、そもそも教育や福祉を消費税で賄うという発想がおかしいのだ。

  • 安倍政権の大罪・最終弾【共謀罪】周防正行監督インタビュー
    「警察がどういう捜査手法を求めてくるのか、
    絶えず注意すべき」

    共謀罪の危険性を訴えつづけている周防正行監督。私たちの人権感覚と今回の総選挙について意見を聞いた。

  • 安倍政権の大罪・最終弾【教育の管理統制強化】戦時下想起させる復古主義
    「人づくり革命」で国への貢献迫る
    本田由紀

    安倍政権は教育基本法の改悪をはじめ、教育現場や家庭に数々の介入を行なってきた。その手法や中身を明らかにする。

  • 抵抗する文学

    衆議院選挙の投票目前。リベラルは危機的状況にある。しかし、「炭鉱のカナリア」にも譬えられる文学者は、抵抗することを決してやめない。そして私たちも、文学を読むことで、現状を変える力をきっと得られる。
    「文学で抵抗する」│笙野頼子、中村文則、戦時下でナチスに抗ったトーマス・マンについての本を上梓した池内紀の三氏に、話を聞いた。

  • 『さあ、文学で戦争を止めよう』笙野頼子さんインタビュー
    「小池百合子という人は、怒れる女性や反原発を『捕獲』して人々を騙す。人間の皮を脱いだら人喰い鬼の正体を現すだけです」
    聞き手・構成 伊藤氏貴
  • 『R帝国』中村文則さんインタビュー
    「選挙の結果次第では、たぶん日本は見たこともない景色を見ることになると、僕は思います」
    聞き手・構成 伊藤氏貴

    『掏摸』『去年の冬、きみと別れ』、40万部超のベストセラー『教団X』などの名作を生んできた中村文則さん。作家として「昔に比べるとどんどん現実主義になってます」と語る最新作では、全体主義が蔓延した「未曽有の世界」を描く。

  • 『闘う文豪とナチス・ドイツ』池内紀さんインタビュー
    「トーマス・マンは決して情報を鵜呑みにしなかった。情報が安直に手に入る今、その集め方には『自分の流儀』が必要です」
    聞き手・構成 倉本さおり

    1933年にヒトラーが政権についてすぐ、体制に批判的として国外追放された作家トーマス・マン。亡命先から「ナチスの時代」を冷静に記録・分析し続けた。批評性に満ちたその日記を6年かけて繙いた、池内紀さんに聞いた。

  • 「日本人の生命」を危険に晒す安倍首相 田岡俊次
  • 新連載 STOP! 9条改憲 1
    改憲勢力大再編に抗するために 高田 健
  • 「朝鮮危機」を冷静に読み解く
    内在論理から見る朝米対立の背景 李柄輝
  • 都市社会学者 セシル・浅沼=ブリスさんインタビュー
    「政治ゲームに他人の全てを賭けますか?」 中村富美子
  • 殺処分に抵抗して被ばく牛を育て続ける福島の農民を追う
    『被ばく牛と生きる』松原保監督に聞く 中村富美子
  • 柏崎刈羽原発の再稼働はデタラメだ
    忘れてならぬ田中俊一前規制委員長の「罪」 木野龍逸
  • 連載 自由と創造のためのレッスン 64
    戦争と資本(1)北の平和化、南での戦争 廣瀬 純
  • 生業訴訟
    地裁が国と東電に5億円支払い命令 藍原寛子

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