誰が教科書を殺すのか

安倍晋三氏の
異常な執着

4年に一度行なわれる中学教科書採択の季節がやってきた。安倍首相が「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」時代から取り組んできたことが功を奏し、教科書から「慰安婦」の文字が消え、安倍首相の考えを体現したような育鵬社の教科書が勢いを増している。

日本会議、文科省も絡む教育右傾化の潮流編集部安倍首相を筆頭とした自民党や右派勢力は、育鵬社の歴史と公民の教科書を採択させようと自治体の首長を集めた「教育再生首長会議」を立ち上げるなど、これまで以上に攻勢をかけている。改憲や戦争立法に対する闘いと同様、この教科書の採択阻止が急務だ。

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  池添徳明
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