公取と全面対決か セブン-イレブンの皮算用

■その後も本部は反省なし 加盟店への根深い 「イジメ体質」  古川琢也+本誌取材班加盟店に圧力をかけ見切り販売を制限していたセブン-イレブン本部に、公正取引委員会のメスが入った。ところが排除措置命令が出た後も、本部は陰で加盟店への脅しを続けていたことが判明した。反省なき本部に対し、加盟店オーナーたちは公然と立ち上がり始めている。■”収益構造の闇”に踏み込むか 注目される「公取委の今後の狙い」見切り販売制限はセブン-イレブン問題の氷山の一角にすぎない。根底には、裁判所も「不公平」と認めている本部と加盟店との契約関係があるからだ。セブン-イレブン本部の闇に公取委はどこまで踏み込むのか。

  • ◆借金2兆4000億円  ソフトバンクの 自転車操業2   携帯電話問題取材班 谷村智康/平井康嗣=編集部 飽和状態の携帯電話市場に参入した「純増ナンバーワン」をアピールするソフトバンクモバイルは何をしたかったのか。価格破壊は自社の経営も蝕んだようだ。
  • ◆元新聞記者が見た  「マネーゲームの海に溺れた」 新興企業の内幕   山田 宏明 ITバブル、不動産バブル、そして現在胎動する環境バブル。 資本主義経済ではマネーゲームを求める人びとは、消えることはないだろう。 ライブドアが脚光を浴びる以前に市場のあだ花として咲いたジェイブリッジで 元新聞記者が垣間見たマネーゲームの実態とは。
  • 教科書採択 組織分裂で双子の「新しい歴史教科書」が並存  「あぶない教科書」が二種類?!    俵 義文 新しい歴史教科書をつくる会が二〇〇六年に分裂したため、従来からの扶桑社版と新しく自由社版の「あぶない教科書」が二つ出揃うことになった。どちらも教科書としての完成度がきわめて低い。採択の時期を迎えて、二つの教科書を点検する。
  • ◆「つくる会」教科書を使う東京・杉並区の現場から  使えない、使わない「扶桑社」教科書   杉並区中学校社会科教師(50代)
  • 落合恵子インタビュー 郷原信郎 「西松事件」とは何だったのか  思考停止に陥る日本  インタビュー 落合恵子編集委員単なる「法令遵守」に収まらないコンプライアンス論を展開し、その観点から現代日本の歪みに鋭く切り込む郷原信郎氏。元検事ながらも検察批判も恐れない郷原氏に落合恵子編集委員が西松建設事件、裁判員制度、メディア・・・など「いま気になること」を訊いた。
  • エコロジスト政党、極右も躍進した金融危機下の欧州議会選挙 左派が低迷し、右派が伸長   斎藤 かぐみ
  • ◆エコか、売り上げ減か  レジ袋有料化で苦悩するスーパー    坂井 敦 エコ社会をめざして始まったレジ袋の有料化。 しかし店側から見ると、 有料化をきらって客が減り売り上げが落ちる、 というリスクを抱えています。 実際、埼玉県川口市では、売り上げ減などを理由に 一部スーパーが有料化をとりやめました。 このニュースは残念ながら、 エコよりも便利さを取った消費者の行動の結果と言えます。 消費者と小売り側、一致点は見いだせないのでしょうか。
  • 公益通報者保護法はだれのため?  オリンパスで 社内通報から社内いじめへ    星 徹 大手精密機器メーカー・オリンパスの男性営業社員が、社内通報をきっかけに社内いじめを受けている。二〇〇六年四月に「公益通報者保護法」が施行されたが、悪質な報復をする会社が後をたたないといわれる。通報者はどうやって身を守ればよいのか。

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