東京五輪が遺したもの

コロナ禍の東京五輪が閉幕した。菅義偉首相は「安全安心の大会」を強調したが、五輪を前後し、緊急事態宣言が各地で再発令され、感染爆発が続いている。招致時は「コンパクト五輪」を掲げたが、結果的に開催経費は兆単位に及んだ。東京五輪が遺したものとは何だったのか、新型コロナ、五輪報道など、さまざまな角度から検証する。

  • ナショナリズム煽動の場にした「国旗・国歌」報道
    高嶋伸欣
  • 青木正美さんに聞く
    まずは検査と大規模病床の確保を
    それでなければ日本は滅びる

    「人が動き、人が集まれば、コロナ感染が拡大するのは当たり前」と言うのは「東京オリンピック・パラリンピックの中止を求める抗議リレー」呼びかけ人の一人である青木正美さん。パラリンピック開催は「絶対だめ」と警鐘を鳴らす。

  • 政治家たちの自己保身のせいで、
    われわれの命が危険に

    望月衣塑子

    「五輪がなかったら、国民の皆さんの不満は政権が相手となる」――河村建夫元官房長官のこの発言に代表されるように、五輪をめぐる政治家たちの問題発言が相次いだ。自分たちだけが「安心・安全」な環境にある政治家たちの自己保身のせいで、市民の命は危険にさらされている。

ラジオが面白い〈下〉

8月20日号に引き続き、広大なラジオの海からお薦め番組を紹介してゆこう。まずは、365日休まず、およそ6時間にわたって生放送しているNHK『ラジオ深夜便』を取り上げる。

  • 編集部のオススメ 魅力的なパーソナリティーと番組を紹介
    ・ラジオ深夜便
    ・民謡で今日拝なびら
    ・ウィークエンドサンシャイン
  • 【投書】私の推し番組
  • 変貌著しいLuckyFM茨城放送
    阿部重典社長が語る 関東全域への売り込み戦略
  • 権力維持優先の菅首相が狙う「国会開かず衆院選」
    横浜市長選で野党系に惨敗しても“菅降ろし”広がらぬ自民の末期症状 南 彰
  • 【アフガニスタン】タリバーンを孤立させれば報復につながる
    “軍隊”を派遣していない日本だから可能な対話を 谷山博史
  • メディアウオッチ
    五輪「中止」訴えていた5紙の社説は? 臺 宏士
    「子の連れ去り」訴える男性に同情的なメディアに必要なリーガルチェック 太田啓子
  • 花巻の風07 菅原治郎さん 平賀恒樹さん
    夢をカタチに。やりたいことを仕事にする 北山公路
  • 女性たちに勇気を与えたカミングアウトから30年
    金学順さんのあまり知られていないこと(後編) 佐藤和雄
  • 対談『東京クルド』日向史有監督×「牛久入管収容所問題を考える会」田中喜美子代表
    日本で育ったクルド難民申請者、彼らの夢を誰がつぶしたのか

週刊金曜日ちゃんねる

購入

  • amazon
  • Fujisan
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング
  • 定期購読

ページトップに戻る