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ジェンダー情報

【国会】衆議院で刑法改正案審議入り 6月2日

 性犯罪に関する刑法改正案が2日、衆議院本会議で審議入りした。内容は「強姦罪」の名称が「強制性交等罪」に、罰則を「懲役5年以上」に引き上げ、被害者の想定が女性のみから男女両方になり非親告罪となるなど。弁護士や被害者などから批判の強い「暴行脅迫要件」は残りそうだ(本誌2016年10月14日号で詳報)。

【声明】「性暴力を許さない女の会」が「詩織さんを応援する」声明 6月1日 

「性暴力を許さない女の会」は1日、「ジャーナリスト・山口敬之氏からの準強姦被害を訴え、不起訴となったことを検察審査会に不服申し立てをした詩織さんを応援」し、不起訴処分に抗議する声明を発表。「逮捕状まで出るようなあらゆる証拠固めにもかかわらず『嫌疑不十分』として無罪放免にした、驚くべき法の無視、女性の人権軽視ぶり」に抗議の意を表明した。また、「政治や権力が色濃く絡む被害では、『陰謀説』や『権力争いの道具』として被害者が置き去りにされてしまうこと」を憂慮。さらに「起訴されないこと自体、日本の法や司法制度が性暴力被害の実態に合っていないことの表れ」として、刑法改正の早期実現を求めている。

【国会】自民党の高階議員が旧姓の通称使用について質問 5月30日

 参議院厚生労働委員会で5月30日、自民党の高階恵美子議員が、医療分野における通称使用について質問した。議員は「免許の書換え義務がないとはいえ、特に女性医師で、保険医登録や県境を越えての異動、留学の前後など不都合が多いと聞いている。対応策を検討いただけないか」と質問。厚生労働省の神田裕二医政局長は「医師は、姓を改めた場合には医療法の施行令に基づき医籍の訂正を申請しなければならないが、免許証は書換えが義務付けられていないことから、旧姓を使用できる。円滑な運用が可能となるよう対応していきたい」と答弁した。

【インフォメーション】

◆6月13日(火)16:00~17:45
▼「偽装される人身売買~被害者保護の法整備をめざして~」
▼会場:参議院議員会館101会議室(永田町駅、国会議事堂前駅)
▼主催:人身売買禁止ネットワーク
▼問合せ:「移住連」TEL・03-3837-2316

◆6月16日(金)15:00~(14:30傍聴券受付締切り)
▼女たちの安保法制違憲訴訟第2回口頭弁論
▼東京地裁103号法廷(地下鉄霞ヶ関駅)
▼報告集会16:30~18:00(参議院議員会館102号室)
▼安保法制違憲訴訟・女の会