放射能と学校給食

3年目に入ってしまった放射能との闘い。超久しぶりの「放射能と学校給食」特集をお届けします。今回は、給食を作り、放射能を測る現場である給食センターに注目してみました。

●2年間の測定経験をふまえて放射線測定を広げていく努力を牧下 圭貴東日本を中心に行なわれている給食の測定。2年あまりのデータから、どんなことがわかったのでしょうか。また、今、給食の測定が抱える問題点とはどんなものでしょうか。●給食を作る現場の声安全な給食を提供するために放射能測定を続けています清水孝代 さん聞き手・市川 はるみ保護者からの要望で測定が実現するケースが圧倒的に多い中、給食を作る現場からの声で測定を始めたところがあります。●密着ルポ埼玉県川口市立南平学校給食センター給食センターの1日をのぞいてみた!文・坂井 敦 写真・高松英昭一部の給食センターでは日々、給食を作るのと並行して放射能測定が行なわれています。と、文字にすると当たり前のことのように感じてしまいますが、では、実際に給食がどんなふうに作られて、どんなふうに測定されるのかとなると、見たことない人のほうが多いのではないでしょうか。というわけで、給食センターでは実際にどんな作業が行なわれているのか、川口市の南平学校給食センターの1日を追いました。

  • 自衛隊とサリン第4回 検証 地下鉄サリン事件1事件一報前に待機していた自衛隊 死者13人、約6300人の被害者を出した地下鉄サリン事件。その30年以上前から「防護目的」のためにサリンを製造してきたという陸上自衛隊だが、果たしてサリン事件をどこまで「防護」できたのだろうか。今回と次回の2回にわたり、この「防護目的」の観点から地下鉄サリン事件を検証する。
  • 新わたしと憲法シリーズ 民主主義を考えるドキュメンタリー映画を製作想田和弘私たちにも責任がある。知らなかったではすまされない。
  • 満腹の情景 第18回食卓の上の国境 写真・文 木村 聡国際結婚カップルの食べ方「パンがなくてコメだけだと、父なら食べた気がしないって言うよ」 北インド出身のセティ・アニールさんが、薄い円形パン「チャパティ」を手でちぎりながら話す。コメどころ南魚沼で育った秀子さんも負けてはいない。「うちの家だって同じ。コメのご飯がないと生きていけないわ」 彼女が主食で食べているコシヒカリは。実はアニールさんも絶賛。当初パンが8割だった主食も、最近はご飯と半々になった。本格インドカレーに冷や奴も並ぶ。ちょうど「いいかげん」な食卓が二人の常という。「それで、ここがボーダーね」 真ん中に漬物(ピクルス)が置かれた。似たものは両国にあり。夫妻ともお気に入り。国境線上にあってもその皿は領有権を主張しない。食卓の国境は今日も美味しい。
  • IT利権か公共事業か(共通番号法)マイナンバー法が成立個人情報流出で米韓では社会問題化 本誌取材班二〇一五年一〇月から、国民すべてに一一桁以上の個人番号がわりふられる。マイナンバー法(共通番号法)が国会で成立したからだ。共通番号導入で先行した米国や韓国では、すでに撤退や規制の動きがでている。日本政府は「行政効率があがる」と強調するが、それは果たして国民のためなのか。
  • 自民党憲法改正草案 徹底批判シリーズ8司法権の独立・違憲立法審査権 寺西 和史権力の暴走を抑える意味でも三権分立は重要であり、司法による行政・立法のチェックを機能させるためにも裁判官の独立・身分保障は欠かせない。だが、自民党憲法改正草案ではその身分保障を弱めている。また憲法裁判所をつくりそこから職業裁判官を排除することも一部で考えているようだ。行政・立法府が司法の領域に侵略する社会とは……。
  • 本当は怖いシェールガス安倍政権は地球の環境汚染を加速する 村上 朝子安倍政権が米国に働きかけてきたシェールガスの日本への輸出が動き出した。しかし、米国では開発による土壌や水質、大気の汚染が深刻な問題になっている。日本企業も関わる、シェールガス開発がもたらす環境問題の動きを追った。
  • 効能表示をしたい健康食品業界と歯止めをしたい消費者庁 植田武智規制改革会議でせめぎあう、健康食品の効能表示問題。アメリカの轍は踏んでほしくないですな。

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