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福島の子どもたちに沖縄・久米島での保養を

 「これ触っていいの?」

 福島の子どもが「保養」しに来た沖縄・久米島の葉っぱや花を指して、きいてきます。「なぜ?」ときくと、「お母さんに外の物は触っちゃダメと言われているから」という答え。2011年の福島第一原発事故により、外遊びや食べるものを制限されながら現在も汚染地域に住む子どもたち。彼らのために、フォトジャーナリストで月刊誌『DAYS JAPAN』の編集長だった広河隆一(現発行人)が中心となり、福島の子どもの保養施設「沖縄・球美の里」を12年に設立。毎月、保養を実施して現在まで68回、2379人の子どもが保養しました。同じく原発事故の被害を受けたベラルーシでは国家政策で25年以上も保養が続けられています。保養は、体内・体外被曝による健康被害リスクを下げ、免疫力を上げ、精神的ストレスを軽減させることができます。1回50人前後が約10日間、学校が休みの期間は小中学生が親の付き添いなしで、それ以外の期間は未就学児と母親が一緒に保養します。汚染の心配が少ない食べもの、水、空気、土。ボランティアや久米島をあげてのサポート。そんな環境で思いっきり遊んで、甲状腺検診や医療相談も受けられます。子どもの交通費や滞在費は無料。すべて募金で運営しています。詳細は認定NPO法人「沖縄・球美の里」URL・http://www.kuminosato.comで。問合せは東京本部 TEL・03・6205・6139まで。興味、関心のある方はご支援をお願いします。