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「慰安婦」裁判で公正な判決を求める署名

『従軍慰安婦』(岩波新書)等の著書があり、日本軍「慰安婦」問題の研究では第一人者である 中央大学の吉見義明教授が、日本維新の会(当時)の桜内文城衆議院議員(当時)を名誉毀損で東京地裁に訴えた裁判が、2016年1月20日に判決を迎えます。

 桜内氏は13年に、吉見教授の著書を「捏造」だと外国特派員協会の記者会見の場で発言し、著しく名誉を傷つけました。にもかかわらず発言を撤回するどころか、法廷でもさらなる名誉毀損ととれる発言を繰り返しました。加えて被告側は、「慰安婦=性奴隷説は捏造」であり、吉見さんが著書のなかで「慰安婦は性奴隷であると断定している部分は捏造である」とも主張し始めたのです。

 日本軍「慰安婦」が性奴隷制度ではなかったとする主張は、日本の国家・軍隊による過去の暴力の歴史から目を背け、被害者をさらに傷つけるものです。裁判で勝訴を勝ち取ることができなければ吉見さんの名誉回復ができず、被告側の主張で再び傷つけられた被害女性たちの名誉回復もできません。日本軍「慰安婦」問題の本質を、歪曲することにもなります。

 そのため裁判を支援する私たち「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」は、裁判所に公正な、そして歴史と世界に恥じない判決を出すよう求めるネットによる国際署名を始めました。ぜひ、ご協力ください。

 署名は、URL・http://www.yoisshon.net/p/blog-page_1.htmlで可能です。