イベント情報 関連イベントや読者会イベントなどをご案内いたします。

読者会から

京都読者の会

1月12日(火)18時~、一念寺(市営地下鉄「五条駅」下車、花屋町通西進、親鸞聖人像左折、東中筋通南進左側)。テーマ「現代映画研究III」(松竹・東映・大映・東宝・新東宝など)。▼『丑三つの村』(1983年松竹)は、38年にあった実際の事件がモデルで、軍国主義の問題とムラ社会の問題とが二重写しになって、日本社会の悪弊を浮き彫りにする▼旧日本軍には、「陸戦隊」という組織があったが、おそらくその存在すら、ほとんど知られていないだろう。その海軍陸戦隊は、英国から輸入した装甲車を使用して、中国相手に戦っていた(32年、37年の「上海事変」)。御粗末というか、無責任というか、だが、その装甲車のプラモデルが21世紀に中国で生産されているのは、大いなる皮肉▼袖の下で卵を温めたら、疑惑のヒヨコが孵化してピヨピヨと騒ぐ。コケコッコになる日が待ち遠しい。問合せ(075・312・2587田中)

読者会in埼玉日高

1月15日(金)18時~20時、cafe BISCUIT「ビスケット」(埼玉県日高市高麗川1-1-15、JR八高線「高麗川駅」1分)。参加費300円。会場費200円。テーマは▼田中まどか日高市議への「辞職勧告決議」撤回の今後の取り組みと方針。第3弾、裁判闘争と本読者会としての支援体制構築について▼政治講座第3弾「野党共闘と衆院選の選挙共闘」について。12月の読者会は、8名が参加。2017年10月22日の総選挙を分析すると共に、次期総選挙において立憲民主党と国民民主党、それに日本共産党との野党共闘の可能性について議論を交わしました。問合せ(090・2339・3996矢島)

川越ふじみ野読者会

1月16日(土)18時~20時、ウェスタ川越2階会議室5(「川越駅」西口5分)。誌面の感想を中心にフリートークを行なっています。12月は5人が参加。毎月11日に行なわれる、川越フラワーデモに参加した女性から、「労働環境の悪化、女性差別をひしひしと感じる」。ほかに「コロナ」の特集はありがたい。まだよくわからない、ワクチンも怖い。渋谷のバス停で女性が殺された事件、ショックだった。「公助」って何なの?「公助」の根本は憲法だと思う。読んだ本や映画の感想も。読者の交流の場です、お気軽にご参加ください。 問合せ(090・8179・0268 Mail・ysakumi1031@gmail.com サクミ)

足利読者会

1月17日(日)13時半~、足利市民プラザ402。12月18日、政府は敵国の圏外から攻撃できる長射程巡航ミサイルの開発方針などを閣議決定した。敵とは誰なのか?「やられる前にやれ」と、まるで戦争前夜のような怖さがある。そもそもミサイル防衛など可能なのだろうか? 武器の開発競争なんてナンセンスだ。攻撃されないような穏やかな国になるよう努力してもらいたい。非武装中立も話題になった。一緒に話し合いませんか 2時間近くかけて参加する人もいます。問合せ(090・4410・1602山口)

読者会・さいたま・日曜

1月17日(日)14時~16時、さいたま市市民活動サポートセンター(JR「浦和駅」東口パルコビル9階。奥の方でやっています、換気のため寒いです)。直近発行4~5週分をご持参ください。前回の参加者は9人。▼1304号「下段倶楽部」アメリカのメディアは権力に媚びないは認識が甘い! 権力そのものだし米政府は企業の代弁者だ。「川辺川ダム」『朝日新聞』は両論(環境と治水)記事でミスリードしていた。この問題、治水効果より公共事業利権が漂う。大きな問題なので追加記事希望。「京都朝鮮学校の名誉毀損事件」日本でのヘイト事件も俯瞰したためか、個別事件に関しても「暗い気分になる」というほど現実がよく伝わった。「ALS患者嘱託殺人事件」安楽死問題まで遡って整理する必要がある。単なる嘱託殺人で片付けてはならない▼1308号「歴史に生きる 女たちの表現」読み書きできること、文字の獲得がどんなに素晴らしいことか、共感できた。女性運動のルーツ、韓国はフェミニズムとの連携、一方日本は学生運動での女性差別から、という違いも分かった。最近読んだ『パチンコ』(Min Jin Lee)、四世代にわたる在日コリアン一家の苦闘を描いた本にすべてが書いてある。「きんようぶんか」で紹介してほしい。COVID-19は毎号関連記事があり、特集もタイムリーでありがたい。ワクチン情報は変化しているので、引き続き掲載をお願いしたい。「桜を見る会前夜祭」国会答弁、一次情報を並べた政治記者の典型的な書き方。「ウポポイで歌う~」写真の面積が多く、活字が少ないというのはフォトジャーナリストとしての表現なのだろう。だが読みなれてないと伝わりにくい。たとえば取材したであろうシャクシャインの戦いなどの背景にも触れてほしかった。問合せ(Mail・SaitamaSunday@yahoo.co.jp)

名古屋・春日井方面読者会

1月20日(水)18時~、レディヤンかすがい1階会議室。直近4冊を持参。12月は8人参加。▼A氏より「世界経済フォーラム」の直近の動向について解説あり。2030年の達成目標の一つとして私有財産の廃止を提言▼11月20日号「ALS当事者から考える生と死」に関しB会員より経験に即し「国指定の難病で最愛の身内を亡くした。喪失感に比して、生きていることに勝るものはない。尊厳死や死ぬ権利の議論より、まずは治療法や患者の生きやすさをいかに醸成するかが社会の役割ではないか」との発言。そして12月11日号「歴史を生きる女たちの表現」に関し「時代から取り残されたと思われる在日のハルモニたちの識字活動から権利獲得運動への覚醒。韓国では進歩派と言われる人の中にもジェンダーの視点は薄い。日本軍性奴隷を通じて、そこには日韓関係に限らない普遍性、人権への問いが突き付けられている。『草』の原画には想像を超えた悲痛な人間ドラマが描かれている」の感想があった。問合せ(090・7955・9157あだち)

全国の「読者会」の皆さま、明けても少しもおめでたくないけど、なんだかんだドタバタしながら、今年もよろしくお願いします。この「読者会から」を担当して3カ月、隣の「はらっぱで」の担当でもあるので、読者会からの「便り」とはらっぱの情報量を調節しながら、どうしようどうしようと、右と左を見ながら毎週割り付けています。去年の春は読者会を開くこともできず、集会や学習会も軒並み中止になりました。4月から6月は、両方で1ページしかない号が続き、制作進行からも「来週は何ページなんですか」と迫られる。それでも読者からの直接の声は、他誌にはないページなのである。(読者会担当・土井)