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「初の女性首相」騒ぎと雇用平等阻む新手法
竹信 三恵子・ジャーナリスト、和光大学名誉教授|2025年12月24日6:00PM
「#聞いて高市さん」
女性の人権を看板に女性の利用を進めるという手法に対する相次ぐ批判に、ネット上では、次のようなコメントが登場している。「(高市首相の出現で)フェミニストの願い通りジェンダー平等指数の順位は上がるのに、首相になる女性と考え方が違うというだけで批判するのはおかしい」
だが、ジェンダー平等指数の順位の引き上げが目指されるのは、性別にかかわらず人が生きやすい仕組みを作るためだ。順位のアップそのものが目的ではない。
またそれは、少子高齢化による労働力不足、サービス産業化という社会の大きな屈曲点にも対応している。それができなければ少子化はさらに進んで働き手は減り、日本社会は衰退を続けるだろう。
こうした中で10日、非正規公務員の当事者ネットワーク「非正規公務員voices」が、「#聞いて高市さん #非正規労働者の思い」というハッシュタグを始めた。「初の女性首相?」とささやかれる高市にあて、女性が7割を占める非正規の窮状を、Xで現場から高市に知らせようとする試みだ。
この間、打ち続く自然災害も意に介さず石破おろしに熱中して国会を麻痺させ、かつて「セクハラ罪という罪はない」と発言した麻生太郎の支えで新総裁になり、裏金批判の渦中の人である萩生田光一を党の要職に就け、挙げ句に公明の連立離脱を招いた新総裁が、非正規や女性、生活者の「思いを聞く」日は来るのだろうか。(文中敬称略)
(『週刊金曜日』2025年10月24日号)
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