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トランスジェンダーの存在と歴史を否定 米・トランプ政権の「反トランス」深刻化
三浦美和子・ジャーナリスト(2025年5月23日号)|2025年7月8日5:00PM
逆風に抗う対話と連帯
トランスジェンダーであることを公表し下院議員となったゾーイー・ゼファー氏は、共和党支持の根強いモンタナ州で議員となった理由や、数々の反トランス法案を練っていた保守派の議員と対話を続けた経験を紹介。この議員と個人的な話をして友人になったゼファー氏は、その後「彼女からトランスジェンダーの話を聞きたい」と言われ、「自分の友人や家族、現状を不安がる若い当事者の話をした」という。後日、その議員は反トランス法案を撤回した。
ゼファー氏は「人間関係を築き、ゆっくり時間をかけて変革は起こる。当事者である私が議会に入り、3~4年かけてもたらされた変化が確かにある」として、トランスジェンダーではない人、理解していない人たちとの対話の重要性を強調。「自分自身をケアしたうえで、変革を起こしたい場所へ入って人々を説得してほしい。ほかのコミュニティのために活動している人たちとつながることも大切だ。私たちが私たち全員のために闘えば、私たちの権利を奪うことは難しくなる」と連帯を訴えた。
現在、トランスジェンダーの存在と歴史の消去も行なわれ、「ストーンウオール蜂起」の歴史を刻んだ国定記念碑のウェブサイトからはトランスジェンダーに関する記述が削除された。リード氏は「米国の状況は非常に厳しい。しかし私たちはこれまでもずっと存在し、これからも存在する。権利を獲得するための運動を続けていく」と決意を語った。







