「再審制度見直し」めぐり冤罪被害者らが国会前デモ 「継続審議を」
粟野仁雄・ジャーナリスト|2026年8月20日3:52PM
再審制度を見直す刑事訴訟法改正案の審議が参議院で進む中、冤罪被害者や弁護士らが7月1日、東京の日比谷公園を起点に国会前までデモを行ない、参院議員らに法案の修正を訴えた。

隊列には阪原弘次さん(日野町事件、阪原弘さん長男)と青木惠子さん(東住吉事件)、前川彰司さん(福井中三殺害事件)ら当事者と村山浩昭、鴨志田祐美の両弁護士を先頭に、金平茂紀さん(ジャーナリスト)、瑞慶覧淳さん(「再審法改正を目指す市民の会」事務局長)ら約500人が参加。「検察は証拠を隠すな、参議院がんばれ」などとシュプレヒコールをあげながら行進した。衆議院前で衆院議員から激励を受けた後、参院前では要請書(証拠の一覧表を提出する義務の明記や、開示証拠の目的外使用を禁ずる規定の削除要求など)を提出。青木さんらは「無実の罪で刑務所にいる人が大勢います。議員さんは頑張ってください」などと訴えた。
同日夜には品川区内で関連イベントも開かれ、村山、鴨志田両弁護士のほか、国会議員では衆院から井出庸生、稲田朋美(ともに自民)、小竹凱(国民民主)、参院から泉房穂(無所属)の各議員もトークに参加。「現法案では今まで以上に証拠が開示されなくなる」との村山氏の発言を受けた泉氏は「改悪になるなら継続審議になっても構わない」と語った。司会の周防正行さん(映画監督)は「検察は有罪立証に有利な証拠だけを裁判に出したがる。それを広く知ってほしい」と話した。
(『週刊金曜日』2026年7月10日号)
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