京都・舞鶴トマホーク配備めぐり2800人が反対集会 「このままでは私たちは加害者に」
土岐直彦・ジャーナリスト|2026年6月25日7:19PM
米国製巡航ミサイルのトマホークを海上自衛隊舞鶴基地(京都府舞鶴市)所属のイージス艦に配備する計画に反対する集会が、5月31日に同基地周辺で開かれた。府内外からの参加者(主催者発表で約2800人)が、旧軍港を長い「人間の鎖」で囲み「先制攻撃の基地にするな!」と声を上げた。

トマホークは相手国の領域を攻撃できる1600キロの長射程。同基地にはイージス艦2隻が所属するが、今春の海自部隊改編により佐世保(長崎県)の2隻も加えた4隻から成る艦隊の群司令部が置かれた結果、敵基地攻撃とミサイル防衛の重要拠点となった。
実行委員会形式で開催された集会で、主催者共同代表の吉本晴樹弁護士は、今回のイラン攻撃でも米軍がトマホークを使い、多数の市民が犠牲になったと指摘。「このまま配備されると私たちは加害者側になる」とアピールした。
日米の基地を抱える計10カ所の市民団体によるリレートークでは米軍イージス艦隊の母港、横須賀(神奈川県)の市民らが「イラン攻撃の出撃拠点になり、戦争に巻き込まれる恐れもある。武力で平和はつくれない」と訴えた。敵基地攻撃能力のある長射程ミサイルが今春配備された陸上自衛隊富士駐屯地(静岡県)周辺の反対住民らは、富士山を模した仮装とギター演奏で登場し「NO!WAR」の横断幕を掲げた。
日本は長射程ミサイルの国産化を進めているが、その間の「つなぎ」としてトマホーク400発を米国から取得予定。「平和国家」に反する「戦う自衛隊」が鮮明となる。
(『週刊金曜日』2026年6月12日号)
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