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「高市政権に抵抗する女性たち」、多様性やジェンダー平等など訴える

薄井崇友・フォトジャーナリスト|2025年12月24日5:19PM

 高市早苗首相が衆参両院本会議で所信表明演説を行なった10月24日、雨の金曜夜。東京の首相官邸前に約170人(主催者発表)が緊急集結し「高市政権に抵抗する女性たち」を開催。ジェンダー平等や多様性の尊重などを訴えた。

雨の“金曜官邸前”に約170人が集まった緊急行動。スピーチする近藤銀河さん(手前中央)。(撮影/薄井崇友)

 入管問題やLGBTQ+の権利向上などの活動をする小林美咲さんらが急遽、交流サイトなどで呼びかけた。同性婚や夫婦別姓に否定的な高市首相の政治姿勢に「政治が多様性を軽視する方向へ悪化する」と危惧を抱いた人たちが参加。その一人、菱山南帆子さん(戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会共同代表)は、初の女性首相誕生について「女なら誰でもいいわけではない。差別や排除を強化する政治はNO!」と批判。日本維新の会や参政党の存在にも触れつつ「巨大なファシスト連合政権が私たちの未来をまる吞みしそうな今こそ力を合わせよう!」と警鐘を鳴らした。中島麻由子さん(埼玉から差別をなくす会)、葛飾区議(共産党)の片岡ちとせさんらもスピーチ。文筆家の高島鈴さん、社民党前参議院議員の大椿ゆうこさんがコメントを寄せた。

 アーティスト・美術史家で「車いすの哲学者」の異名を持つ近藤銀河さんは「難病患者でパンセクシュアルです」と自己紹介。障害者・少数者の立場で高市首相誕生前後の政治状況を「差別される人の実態はなく、差別だけがある」、高市政治についても「差別を助長する」と解説・糾弾。「多様な人たちが存在することを認め『差別を癒やす制度設計』を行なうことを政治に求めます」と述べた。

 雨の中、参加者たちは「全ての女性のための政治を」などと描かれたプラカードを首相官邸に向けて掲げ続けた。小林さんは「同性婚に反対するな! 夫婦別姓に反対するな! 議員定数削減するな!」とコール。この行動の今後についても「続けます。何万人ってなるようにしよう。みんな周りに呼びかけて!」と声をかけた。

(『週刊金曜日』2025年11月7日号)

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