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「さようなら原発」全国集会に4500人 「核発電」は犠牲必須のシステム

伊田浩之・編集部|2025年11月24日2:36PM

 原発への反対と、気候危機の克服を訴える「さようなら原発」全国集会が9月23日、東京・代々木公園で開かれ、約4500人(主催者発表)が集まった。「さようなら原発」一千万署名市民の会(呼びかけ人・鎌田慧氏、落合恵子氏、佐高信氏ら7人)の主催。高橋哲哉氏(東京大学名誉教授)が、非核3原則に核発電(原発)を加えて非核4原則にすべきと訴えた。

9月23日、「さようなら原発」全国集会後、パレードに出発する人たち。(撮影/伊田浩之)

 同集会に初めて登壇した高橋氏は冒頭、「私たちが生きているのは完全にたがが外れた社会」と呼びかけた。イスラエルによるガザでのジェノサイド(民族大量虐殺)とその共犯者である米国、ウクライナ侵攻のロシアを非難した。

 自然について高橋氏は、人間の活動自体が環境を変えていると発言。近世以降の資本主義と生産力拡大至上主義、戦争を挙げて、人間が欲望を徹底的に追求することの限界は明らかだと訴えた。

 福島で18歳まで暮らした立場から、14年前にあれだけの事故を起こしたにもかかわらず、原発推進や新規増設の動きがあることは許せないと強い口調で断言した。「原発は典型的な犠牲のシステム。だから、さようなら原発に舵をきらないといけない」と述べ、①過酷事故がもたらす犠牲、②平時や廃炉でも生じる被曝労働、③ウラン鉱山の開発や放射性廃棄物の投棄に苦しむ先住民の犠牲、④数万年以上保存が必要な放射性廃棄物による潜在的犠牲を例示した。

 集会後、参加者らは公園周辺をパレードし、「暮らしを守ろう」「原発いらない」と声を上げた。

(『週刊金曜日』2025年10月3日号)

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