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被爆80年―広島・長崎写真展、東京・沖縄で開催 「想像力振り絞り、心に刻め」

岩本太郎・編集部|2025年8月7日5:00PM

 広島・長崎への原爆投下から80年の今夏、原爆記録写真の収集と保存活動を続ける「反核・写真運動」の写真展が7月の東京に続き沖縄でも8月初旬まで開催中だ。

長崎市内の爆心地近くでおにぎりを持つ少年。1945年8月10日朝。(撮影/山端庸介=写真展案内のチラシより)

「反核・写真運動」は核兵器廃絶と非核三原則厳守を求める写真家ら552人が呼びかけ1982年発足。現在まで約800点の写真を保有し、展示のほか出版物刊行も行なう。

 その一つ、2015年刊の『決定版 広島原爆写真集』(勉誠社)で、小松健一氏(写真家)と共同で編者を務めた新藤健一氏(元共同通信社)によると、広島では原爆炸裂の2分後、長崎では同15分後から撮影が開始され、カメラマンは氏名が判明した人だけで47人。極限状況下で撮られた歴史の証しを後世に継承すべく、複製保存やデジタル化にも取り組む。

 今回の写真展は東京では7月17日~20日に文京区で開かれ、17日は広島での被爆者で昨年のノーベル平和賞授賞式に参加した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表理事の家島昌志氏、2日目には新藤氏と青山雅英氏(作家)のトークも企画された。沖縄展は7月29日~8月3日に那覇市民ギャラリーで、8月5日~10日には名護市立中央図書館で開催され、7月30日と8月9日には小松氏がトークに登壇の予定だ。

 左の写真は同展の案内チラシに掲載され、「この写真から想像力を振り絞って惨状を心に刻んでほしい。」との日本被団協代表委員の田中煕巳氏によるメッセージが添えられた。刻まれた惨状を後世に伝える使命を、写真とともに私たちは背負う。

(『週刊金曜日』2025年7月18日号)

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