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市民メディア全国交流集会「メディフェス」、20回目の開催向け横浜で始動
岩本太郎・編集部|2025年7月29日3:03PM
“メディフェス”の開催に向けた準備ミーティングが7月11日夜に横浜市関内にある複合施設「泰生ポーチ」で開催され、オンラインも含めて約20人が参加した。

“メディフェス”とは「市民メディア全国交流集会」の愛称である。2004年1月、マスメディアに属さない、文字通り一般の市民が独自に発信するメディアの関係者が声を掛け合い名古屋市内の会場に集まり、それぞれの活動内容について発表したイベントが第1回となったが、その時点では継続的開催を考えたものではなかった。ところがその場で「ぜひ2回目も」との声が参加者の間から上がったことをきっかけに、以後は鳥取、熊本、横浜、札幌、東京……と、コロナ禍の3年間(20~22年)の中断を除き毎年、全国各地の市民メディアが持ち回り主催するようになった。
今回は通算20回目、二度目の横浜開催となる。ただし当初想定されていた今年中には間に合わず、年が明けた26年の1月24日、25日に開催(会場は複数の施設を想定)の見込みである。
市民メディアと一口に言ってもその内実は多様だ。地域活性化を目的に地方自治体などと協働する団体が発信するケースもあれば、ジャーナリズムやマイノリティの支援を掲げた団体もあり、地域性も相俟って、開催ごとに雰囲気やプログラム内容がガラリと変わるのも、このメディフェスの特徴だ。横浜の場合は市民活動が元来盛んであると同時に「日刊新聞発祥の地」として新聞博物館も置かれるなどマスメディアとの関わりも深い。前記「泰生ポーチ」の運営団体の一つ「横浜コミュニティデザイン・ラボ」はネット媒体「ヨコハマ経済新聞」の運営を手がけ、前回の横浜集会(06年)でも主催者側の一翼を担った。今回の準備会には他にも初期からの常連参加者が複数参加している。
まず「ねっこづくり」から
他方で今回の準備ミーティングは「ねっこづくり」を掲げ、古参メンバーのほか新規参加者も募りながら、具体的な企画内容はもとより実行委員会の組織もこれから立ち上げる目的で実施された。
第1回が開催された04年の頃はSNSや動画サイトの普及もまだ途上で、市民の手にある情報発信手段は今より限られていた。だが現在では「市民が発信する」ことはごく当たり前になり、そこから生まれる可能性よりも差別表現やフェイクニュースの跋扈などの弊害が取り沙汰されるような状況だ。
〈「市民メディア」とは何なのか?地域の課題や多様な声をどのように社会に届け、対話をつくるのか? そんな問いを、横浜のまちの中で、多くの人と共に編みなおす場をつくりたい〉
今回の準備ミーティングに際しフェイスブックのイベントページに盛り込まれたのが右の文言だ。誰もが発信できることが当たり前の時代に育った若い世代の参加も得ながら、市民メディア、そしてメディフェスの役割を編みなおす狙いが、そこにはある。
ミーティング終了後の懇親会でも「誰でも発信するのが当たり前なのに敢えて“メディア”を標題に謳う必要があるのか」との声も出た。今後は毎月1回「現状共有ミーティング」(次回は8月29日)を開きつつ、約半年後の集会開催に向けた検討を重ねていく予定。詳細は「みんなでつくろう!メディフェス(仮)メディフェス2025横浜大会準備会」facebook等へ。
(『週刊金曜日』2025年7月25日号)
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