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同性婚・選択的夫婦別姓に賛成? 参院選候補者ポスターにスマホをかざして確認

宮本有紀・編集部(2025年7月11日号)|2025年7月11日11:30AM

参院選を前に、候補者が選択的夫婦別姓と同性婚の法制化に賛成しているかどうかをポスターで見分けることができるARカメラ「MARRIAGE VISION(マリッジビジョン)」が開発された。

 婚姻の自由を求め同性婚の法制化を目指す公益社団法人Marriage For All Japan―結婚の自由をすべての人に(マリフォー)と、選択的夫婦別姓制度およびジェンダー平等社会の実現を目指す一般社団法人あすには(あすには)による共同企画で、両団体は6月30日、東京都内で記者会見を開催。「愛する人との結婚が認められない。自分の名前で生きることも許されない。そんな日本で、参院選を結婚の自由について考える選挙にするために取り組んだ」というマリッジビジョンのしくみを発表した。

「マリフォー」理事の松中権氏(左)と「あすには」代表の井田奈穂氏。(撮影/宮本有紀)

「マリフォー」理事の松中権氏は「『結婚の自由をすべての人に訴訟』では5地域で高裁が(同性婚ができない現行制度について)違憲判決を出した。おそらく来年には最高裁で判決が出るのではないか。ただ違憲判決が出ても、それを受けて法律を変えたり作ったりすることの多くは国会に委ねられているので、今回の選挙結果が左右する」と説明。

「あすには」代表の井田奈穂氏も「選択的夫婦別姓は5月に衆議院法務委員会で28年ぶりに三つの法案が審議入りしたが、審議入りできたのは、長らく制度に反対してきた自民党が先の衆院選で少数与党になり、立憲民主党の西村智奈美さんが法務委員会の委員長になられたことが非常に大きい。ただ、仮に法案が衆議院を通過しても参議院がある。参議院の法務委員会には制度導入に反対で、今回改選という議員が結構いらっしゃる。ここが非常に大きなポイント。私たちは天下分け目の選挙と考えている」と、参議院の議員構成が今後の行方を左右すると話した。

利用方法は①マリッジビジョンhttps://marriage-vision.com/にアクセス、②確認したい選挙区を選択、③カメラを選挙ポスターにかざす、の3ステップ。(カメラ画面データ提供/「マリフォー」「あすには」、写真撮影/宮本有紀)

 

 候補者の意見を確認する手順は以下の通り。①マリッジビジョンhttps://marriage-vision.com/にアクセス、②表示されている選挙区の中から確認したい選挙区を選択すると、スマートフォンのカメラが自動で起動、③カメラを選挙ポスターにかざす。候補者が同性婚や選択的夫婦別姓に賛成、両方に賛成(「やや賛成」も含む)の場合には、写真のように「賛成」の立体的な文字のエフェクトが浮かび上がるしくみ。「反対」や「無回答」の候補者には何も表示されない。なお、アプリのダウンロードなどは必要なく、スマートフォンでサイトにアクセスできれば誰でも無料で利用できる。

 候補者が同性婚の法制化や選択的夫婦別姓制度導入に賛成しているかどうかの判別は、東京大学谷口研究室・朝日新聞社共同調査などの情報を基にしているという。

 サービスの開始は7月10日から。日本全国の選挙区で利用できることを目指し、準備を進めている。

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