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アフガニスタン女性に権利と自由を
日本でも連帯アクション

宮本有紀|2021年10月22日11:20AM

パネルを掲げる参加者ら。

女性への暴力防止グローバルキャンペーンOne Billiom rising(OBR:10億人が立ち上がる)本部は9月1日、タリバンが支配権を握るアフガニスタンで生きる女性への連帯を示すため、世界的連帯行動「RISE FOR AND WITH THE WOMEN OF AFGHANISTAN(アフガニスタン女性のために、そして共に立ち上がる)」を提言した。それを受けて9月25日、「RAWA(アフガスタン女性革命協会)と連帯する会」が大阪で、OBRジャパンの「青い空OBR」が東京で「アフガニスタン民衆に連帯!女性の人権を守ろう!」スタンディングを実施。東京では池袋駅前にアフガニスタンの国花、赤いチューリップにちなんで赤いものを身につけた十数人が集い、「アフガニスタンの女性たちに、学び、働き、政治参加する権利と自由を」などと書かれたパネルを掲げた。

民族衣装を着てメッセージを読み上げる参加者ら。(撮影/宮本有紀)

参加者は「私たちのほとんどは家から出ることなく過ごしています。たとえタリバンが私たちを傷つけることはないと言っていても鵜呑みにすることはできません。私たちには非情に恐ろしい思い出があります。彼らは危険です。私たちは非常におびえています」などの現地から届いた声を読み上げたあと、「女性への暴力抗議デモ」として世界中で踊られているBreak the Chain(鎖を断ち切れ)ダンスを踊り、連帯の気持ちを表明した。

Break the Chain(鎖を断ち切れ)ダンスを踊る参加者ら。

アフガニスタン女性の民族衣装を身につけて参加した30代の女性は「苦しみ怯えているアフガニスタンの女性たちにメッセージを送る事で遠い国日本からも応援していることを知ってほしかった。今は辛くて闇の中でも朝は必ずやってきます。アフガニスタンの女性が、卑劣な暴力から解放され虹のように希望を持って輝き続けられますように」と話した。

(宮本有紀・編集部、2021年10月15日号)

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