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首都圏反原発連合「最後の国会前集会」開催 
香山リカさんら登壇

薄井崇友|2021年3月23日12:56PM

国会正門前、同僚メンバーが叩くドラムをバックにコールする反原連の原田裕史さん。(右)(撮影/薄井崇友)

福島の原発事故から10年を前にした3月7日、東京・永田町の国会正門前で「首都圏反原発連合」(反原連)が今月末の活動休止前「最後の国会前集会」を開催した。

「原発事故の収束ができないのに政府は原発を推進している」と、

参加者たちを前にメンバーのミサオ・レッドウルフさんが訴えた。

「カーボンニュートラル(炭素中立=温室効果ガス削減など脱炭素社会実現を謳い、政府が現在掲げている用語)に便乗して推進派が原発の新増設も言い始めている。世論は大勢が脱原発だ。私たちの活動は休止するが解散はしない。原発ゼロが政策で決まるまで、何かあればアクションを起こせる状態をキープしています」

反原連は2012年3月から毎週金曜日に「再稼働反対!首相官邸前抗議」(金曜デモ)を続けてきた。12年6月には大飯原発の再稼働に反対する人波が首相官邸前を覆い尽くし、2カ月後には反原連メンバーらが官邸で野田佳彦首相(当時)に面会。脱原発を直接要求したことも記憶に残る。ただ、15年頃までは毎週1000人超だった参加者数も近年は減少。金曜デモは3月26日の通算400回目で終了し、今後はツイッターなどでの活動が中心になるという。

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