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「脱原発と自然エネは団結を」
小泉元首相が表彰

2018年3月30日11:30AM

授賞式で、小泉元首相から表彰される小木曽茂子さん。(写真/斉藤円華)

「着実に自然エネルギーは広がっている。原発ゼロは十分に可能だが、その実現にはみなさんの活動が重要だ」

小泉純一郎元首相は7日、城南信用金庫本店(東京都品川区)で開かれた「脱原発大賞・自然エネルギー大賞」の授賞式に登壇し、受賞団体の活動をたたえた。

賞は原自連(原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟)が募集し、脱原発31団体、自然エネルギー25団体が応募。脱原発大賞に「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」、自然エネルギー大賞に「一般社団法人徳島地域エネルギー」がそれぞれ選ばれた。

「柏崎――」は県知事選や国政選挙への取り組み、風船を飛ばしての風向調査など、長年の地道な活動が成果を結んでいる点を評価。「徳島――」は、行政も巻き込みながら自然エネルギー事業を通じて地域を作る活動が認められた。

「脱原発と自然エネルギーは横の連携が弱い。賞を通じてみんなで力を合わせる気運をつくりたい」と原自連事務局長の河合弘之弁護士。「柏崎――」の小木曽茂子事務局長は「脱原発と自然エネルギーは車の両輪の関係。新潟県内の自然エネルギー団体とも協力したい」、「徳島――」の豊岡和美事務局長は「吉野川可動堰の住民投票が原点。より広い視点に立ち、いろいろな人に『大丈夫』と言える社会を目指したい」と語った。

(斉藤円華・編集部)

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