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人の命を財源で語るな! 生活保護守るデモ

2012年9月5日4:39PM

生活保護基準引き下げの反対などを訴える人々。(写真/清水直子)

 生活保護バッシングを背景に、給付抑制の方向で制度が改悪されようとしているなか、生活保護利用者が声を上げた。8月8日、東京・霞ヶ関周辺で行なわれた「いのちをつなぐ生活保護は恥じゃない! デモ」には、100人以上が参加。生活保護基準引き下げや扶養義務強化反対などを訴えた。

「私は二度生活保護を利用して、命を救われました。最初は後ろめたい思いでいましたが、今は、生活保護を利用して本当によかったです」。千葉県在住の30代の女性は沿道に語りかけた。

 精神疾患のため働けなくなり、2005年から2年ほど生活保護を利用。体調が悪化し、2年前から再度利用している。「一度目は、周囲に生活保護を利用しているとは言えませんでした。二度目の申請時に、NPOもやいに助けを求め、憲法で保障された権利を実現する制度だと理解しました。もやいを通じて利用当事者とのつながりができ、自分を肯定できるようになりました」。今は生活保護を利用しながら、週1回ほど、もやいや都内のカフェでリラクゼーションの仕事をしている。

 基準の切り下げや現物給付が検討されていることには、「下を向いて家でじっとしていろというようなもの。元気になる力を奪われてしまう」と危惧する。当事者の声を無視して、210万人の命綱を断ち切ってはいけない。

(清水直子・ライター、8月24日号)

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