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劇団員らが安倍政権に“沈黙”で抗議 
「若者たちもっと関心を」

片岡伸行|2019年8月9日12:48PM

行き交う人に投票を呼びかけた劇団青年座のメンバーら。(撮影/片岡伸行)

〈絶望はあなたの無関心によってつくられる!!〉。参議院選挙終盤の7月19日朝、横断幕を掲げて投票を呼びかけたのは「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」のメンバーである劇団青年座の面々と、横断幕を作成したデザイナーの財津昌樹さん。小田急線代々木八幡駅前で行き交う人にアピールした。

約70団体が賛同する演劇人・舞台表現者の会は、戦争法の成立(2015年9月19日)を機に発足。〈私たちは現政権の暴走が止まるまで闘い続けます〉との声明を出し、毎月19日にはそれぞれの本部や稽古場のある地で〈諦めない・騙されない・許さない〉を合言葉に「サイレント・スタンディング」を継続。この日も文学座は信濃町、青年劇場は新宿、東演は下北沢で一斉に駅前に立ち「安倍政権許さない!」などのプラカードを手に、喋ることが生業の劇団員らが沈黙により抗議の意思を示した。夜にはJR新宿駅に数十人が結集し投票行動を呼びかけた。

青年座代表の森正敏さん(66歳)は「平和でないと芝居や表現はできない。戦わせないために闘っている」とし「一番しわ寄せが及ぶ若者たち、もっと怒れ、もっと関心を」と話した。初舞台に立ったばかりの20代の劇団員・角田萌果さんも参加した。

参院選の投票率は前回16年が54・70%。今回は50%程度で「下がれば与党が勝つ」と予想されていた。蓋を開けてみれば1995年の過去最低(44・52%)に次ぐ48・80%。「残念ながら今回の投票率の低さが今の日本を如実に表していると思います。それでも私たちは諦めずに声を上げ続けなければならない」と森さん。財津さん作成のもう1枚の横断幕にこんな言葉があった。〈最大の悲劇は善人(?)の無関心だ!〉。

(片岡伸行・記者、2019年7月19日号)

 

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