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「パレスチナへの侵攻を即やめよ」 
東京各地で連日の抗議行動

薄井崇友・フォトジャーナリスト|2023年11月27日6:16PM

「パレスチナの子どもたちを救え」の声が各地で上がっている。パレスチナ自治区ガザ地区のアル・シファ病院で多くの負傷者や、電源がなく保育器も使えずケアの必要な新生児が並ぶ映像を英BBCが11月13日「人道危機深まる」と報道。15日にはイスラエル国防軍(IDF)が同病院への作戦を行なったと発表したからだ。先週末(11月16日~19日)には東京都内でも抗議行動が続いた。

11月19日、新宿駅周辺を約1500人がデモ行進した。(撮影/薄井崇友)

①16日(木)外務省前

 ガザに並ぶ遺体を模し白布で身を包み歩道に横たわる「ダイ・イン」のパフォーマンスと集会を武器取引反対ネットワーク(NAJAT)とBDS Tokyoが共催し約150人が集結。「ガザ大虐殺を国際人道法違反と認めよ! イスラエルに即時停戦を求めよ」と訴えた。若者らがガザ市民の死亡者リストの横断幕を掲げた。

②17日(金)イスラエル大使館前

 集会に約900人が参集。同大使館へ「パレスチナへの侵攻を即やめよ」と申し入れ書を提出したが、通用門路上に置かせる理不尽な対応で強く抗議。「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会青年PT(プロジェクトチーム)」主催で若者がぞくぞく登壇。パレスチナへの侵攻を止めようとしない日米両政府を批判した。

③18日(土)新宿駅東南口広場

 ガザ侵攻での犠牲者は約1万人を超えた。増え続ける犠牲者一人ひとりを想い巨大なキャンバスに参加者や通行人が赤い涙の一粒を描き加える参加型イベントを「〈パレスチナ〉を生きる人々を想う学生若者有志の会」が開催。涙を描いた20代女性は「テレビなどが伝えない人たちの死をこうして想うのは尊いと思った」と話した。描かれた涙はすべて異なり、失った命の個性をも表していた。

④19日(日)新宿駅東口広場

「パレスチナに平和を!11・19緊急新宿デモ」を開催(パレスチナに平和を!緊急行動主催)。集会で登壇者が「病院への侵攻は国際法違反。犯罪だ!」と訴え、ガザ生まれのパレスチナ人女性は「悪夢のなか寝て、朝起きてまた悪夢がやってくる。あと何人殺されればこの世界は変わるのか」と涙ながらに訴えた。集会後、パレスチナ国旗や「だれもころすな」と書かれたプラカードなどを掲げ、新宿駅周辺を約1500人がデモ行進した。連日集会に参加しているという40代女性は「停戦だけでは次の戦闘の準備期間になる。憲法9条の精神を生かした終戦を望みます」と話した。

※各抗議行動の参加者数はいずれも主催者発表による。

(『週刊金曜日』2023年11月24日号)

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