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誹謗中傷の被害者団体設立
「女性差別を訴えると攻撃される社会を変えたい」

小川たまか|2021年10月22日6:06PM

インターネット上で苛烈な誹謗中傷を受け続けている女性たちによる当事者団体「オンライン・セーティー・フォー・シスターズ」が10月11日に発足。同日に東京都内で記者会見を行なった。

(左から)誹謗中傷ツイートの数々を紹介しながら話す石川優実さん、菱山南帆子さん、山田亜紀子さん。(撮影/小川たまか)

メンバーは、「#KuToo」運動で知られるアクティビストの石川優実さん、コラムニストの伊是名夏子さん、市民活動家の菱山南帆子さん、編集者の山田亜紀子さん。

会見ではこれまでにメンバーに送られたツイートが紹介された。「自殺しろ」「それ自殺 自殺」「肺炎で死ねばいいのに」「テメェが死ねやうんこ」「レイプでもされて死んだ方がいい」「詐欺師の売名」「脳の病気」「テロリスト」などの暴言のほか、包丁の写真を送りつけられたり、所属先が晒されたりすることもあったという。

石川さんは、グラビアの仕事をしていた頃から2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)に書き込みはあったが、女性差別の問題に声をあげ始めたと同時に「言ってもいないことを言ったことにされるなどのデマが増えた」と言及。「この国で女性差別があると指摘をすると、こういう目に遭うと実感した」と語った。菱山さんも13歳から市民活動をしてきたが、女性差別に言及してからバッシングが増えたことを明かし、「私たちが安心して発言できる社会を取り戻すための活動」と語った。

電動車椅子で生活をする伊是名さんは、2021年4月に「JRで車いすは乗車拒否されました」というブログを書いたところ「炎上」。被害はネットだけにとどまらず、無言電話や差出人不明の手紙のほか、役所に「不正受給をしている」と問い合わせを入れられるなど攻撃が拡大している。「ネットで集団リンチに毎日あっているような感じ」と訴えた。

団体は今後、SNS事業者に差別解消を義務付ける法制化の呼びかけなどを行なう予定という。

(小川たまか・ライター、2021年10月22日号)

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