運転40年超で再稼働する老朽原発はより危険--老朽美浜3号機運転禁止仮処分
脱原発弁護団全国連絡会|2021年7月7日10:28AM
福井と京都、滋賀の住民9人が6月21日、関西電力美浜原発3号機の運転差止を求める仮処分を大阪地裁に申し立てた。
福島第一原発事故を教訓として、日本の原発の運転期間は原則40年で、延長は例外的な場合のみとされた。しかし、原子力規制委員会は極めて不十分な審査で運転延長を認可した。1976年12月1日に営業運転を開始した美浜原発3号機の運転は44年6カ月を超過。関電は、老朽原発として国内初となる美浜3号機の再稼働を6月23日に予定している(6月22日現在)。
美浜原発3号機及び高浜原発1、2号機に対しては、名古屋地裁に設置変更許可処分取消等請求訴訟が係属している。
(脱原発弁護団全国連絡会、2021年6月25日号)