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「ラムザイヤー論文騒動」の背景にある白人至上主義

小山 エミ|2021年4月22日4:34PM

米ハーバード大学の法学教授で日本法を専門とするJ・マーク・ラムザイヤー氏による日本軍「慰安婦」制度に関する論文が論議を呼んでいる。ラムザイヤー氏はどのような人物で、なぜこのような論文を発表したのだろうか。その背景には、白人男性中心主義・白人至上主義があり、日本の右派言説との共犯関係もみえてくる。

日本軍「慰安婦」制度に関する論文(中央)のほか、数々の差別的な論文。(撮影/小山エミ)

日本軍「慰安婦」について、日本軍の主体的関与を示す史料などを無視して構成されたラムザイヤー氏のこの論文は、昨年12月に学術誌のサイトに掲載された。しかし、今年1月末に『産経新聞』が「『慰安婦=性奴隷』説否定」という見出しで紹介すると、すぐに国際的なメディアに飛び火し、米国と韓国を中心に世界中の学者や活動家らの批判を浴びた。

多数の差別的な論文

この中で、ラムザイヤー氏が近年発表した、在日コリアンや沖縄の基地問題、部落差別問題など日本のマイノリティに関する多数の論文が、国内の差別的な言説と呼応するような内容となっていたことも判明した。たとえば、関東大震災時に起きた朝鮮人虐殺を正当化するような論文は、掲載予定だった英国のケンブリッジ大学出版の学術誌からそのままの内容では出版できないと通告され、ラムザイヤー氏が論文を大幅に修正する意思を示したと韓国の聯合ニュースが2月21日に伝えている。

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