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村上誠一郎衆院議員が批判
「安倍首相は歴史の法廷に立てない」

西川伸一|2020年1月4日7:00AM

 中曽根氏は「政治家の人生は、その成し得た結果を歴史という法廷において裁かれることでのみ、評価される」と書いている(同氏『自省録』新潮社)。安倍首相にはその資格すらないということだ。

ある学生が質問した。そこまで首相や政権を批判してもなぜ党執行部は公認し続けるのか、と。村上氏は、自分は連続11回の当選を重ねてきたが、その間一度も党議決定に背いて造反投票をしたこともなければ、離党したこともない。そんな自分を公認しないとなれば、自民党はファシスト政党にほかならないと応じた。

別の学生が2000年に当時の加藤紘一衆議院議員が画策した、いわゆる「加藤の乱」について尋ねた。村上氏いわく、加藤氏は準備が足りなかった、あそこで焦らなくても熟柿が落ちるように遠からず加藤氏に政権は巡ってきただろうに。そして、加藤政権ができていれば党内のリベラル勢力は命脈を保てたはずだと残念そうであった。

なぜ安倍政権は史上最低なのか。村上氏によれば、安倍政権下で政治はポピュリズムと化し、財政は債務不履行寸前であり、金融ではスーパーインフレの足音が忍び寄っている。公認権、ポスト、カネのすべての差配を党執行部が握っているためヒラメ政治家ばかりになり党内に人材が育たない。

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