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首里城が残した誇り

阿部岳|2019年12月30日2:00PM

沖縄全体が、まぶい(魂)を落としたように沈んでいる。

首里城の正殿が燃えた10月31日、周辺には呆然と立ち尽くす人々の姿があった。高校生も、お年寄りも。

通りがかったタクシー運転手の石川元達さん(71歳)は「よく分からないけど涙がこぼれてしょうがない。虚脱状態。まぶい、うとぅちゃん(魂を落とした)」と語った。

米軍統治、本土復帰、と激動の戦後沖縄を生きてきた石川さん。

「それでも一生でこんなに大きな衝撃はない。翁長(雄志前知事)さんを失い、今アイデンティティの象徴を失って、沖縄はどうなるのか。国の乱暴に、どう踏ん張っていけるのか」

失って初めて、首里城をいかに誇りに思っていたか、自分の中で大きな存在だったかに気づいた、という声を聞く。沖縄戦で焼失した正殿が1992年に復元されるまでは、関心を寄せる人は多数ではなかった。

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