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心の病抱える親の子どもを救え! 
絵本で「生きる工夫と知恵」を

小宮純一|2019年6月28日11:40AM

看護師の細尾ちあきさん(左)と石の北野陽子さん。(撮影/小宮純一)

うつ病やアルコール依存症、パニック障害、統合失調症などの精神疾患を抱えた保護者と暮らす子どもたちがいる。親の看病、家事、小さなきょうだいの世話などを背負いながら学校に通う。だがその存在や苦しさが可視化されることはきわめて少なく、頼れる大人がいない場合も多い。子どもへの虐待や貧困の背景に家族のメンタルヘルスの問題が潜むケースもある。

こうした子どもの応援とサポートを7年前から続けているのがNPO法人ぷるすあるは(北野陽子代表・さいたま市中央区)だ。「生きるのがシンドイ」と感じている子ども向けに、毎日の暮らしに役立つ知恵やSOSの出し方、リスク回避方法などをアドバイスする絵本『生きる冒険地図』(学苑社、48ページ・定価1200円)を6月に発刊。6月5日まで約2週間の絵本原画展を東京都国分寺市内で開いた。

「ぷるすあるは」は精神科医の北野さんと精神科看護師の細尾ちあきさんが設立。2015年に法人化し、現在は多職種のプロジェクトチームとして運営している日本の先駆け的存在だ(URL https://pulusualuha.or.jp)。

活動の柱は二つ。2人の専門知識や経験を基に子ども向けの心理教育絵本を制作(細尾さんが物語と絵を担当)。これまでに8冊を出版した。細尾さんの絵は独特の色使いとタッチで、ファンは多い。

また、子ども、親、支援者向けに疾患の知識、相談先、使える制度などを発信する情報サイト「子ども情報ステーション」(URL https://kidsinfost.net)も運営している。

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