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再春館製薬所トップがパワハラか 
バド部元監督・今井氏による告発文書を入手

週刊金曜日オンライン取材班|2018年5月2日5:39PM

くまもと再春館製薬所バドミントンチームの公式サイト。

「人として、社会人として、再春館の社員としての帰属意識が全く足りなかった。監督として、管理者としての責任、自覚のなさ、世間一般常識的な、人、物、お金への価値観のづれ(ママ)、感謝、どれもこれも、足りませんでした」

自己否定の言葉が続くこの手書きレポートの書き主は、「ドモホルンリンクル」のCMで知られる再春館製薬所(熊本県上益城郡、西川正明社長)バドミントン部の元監督、今井彰宏氏(現、岐阜トリッキーパンダース所属)である。バドミントンの世界ではおよそ知らぬ者はいないであろう指導者が、なぜ、魂が抜けてしまったようレポートを書いていたのか。

再春館製薬所バドミントン部といえば言わずとしれた強豪チームである。4月26日にBWF(世界バドミントン連盟)が発表した世界ランキングで1位の座を維持した山口茜選手をはじめ、「フクヒロ」と呼ばれる福島由紀選手、廣田彩花選手ペアは昨年、世界ランキングが20位から5位へと急上昇し、世界バドミントン連盟(BWF)から「最成長選手賞」を受賞している(4月26日発表の最新ランキングでは4位)。4月1日にはテレビ朝日「ビートたけしのスポーツ大将」にも出演し人気も急上昇中だ。もちろん2020年東京五輪でもメダル獲得に期待がかかっている。

そんな有力選手を多数抱える再春館製薬所バドミントン部をめぐって各メディアでは金銭問題やパワハラ問題が取りざたされ、ただならぬ事態になっている。

金銭問題とは選手が海外遠征で獲得した報奨金の一部を今井氏が流用したとされるもの。再春館製薬所が4月上旬に日本バドミントン協会に提出した告発状をもとに調査が進められているとされるが、今井氏側は現在まで反論をしていない。その理由について今井氏側は「何をもって金銭的不正としているのか、こちらには調査も何もきていないので反論のしようがない」としている。再春館製薬所の告発に対し、泰然自若として闘う意思を示した格好だ。

今井氏はさらに、再春館製薬所を今年2月限りで退社したのは「会社からのパワハラでうつ状態になったため」と内情を明らかにした。これについて再春館製薬所は「パワーハラスメントと認識していない。監督復帰を前提として半年間の研修を課した」と応じている。

今井氏の主張する「パワハラ」と「研修」の中身について、取材班は、今井氏が再春館製薬所に内容証明で送った文書を入手した。いずれも再春館製薬所という会社組織の体質を物語るような中身である。

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