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絵本で「君の心の荷物、私が聴くよ」伝える

2016年4月15日12:44PM

北野陽子医師(右)と埼玉県中央児相のチーム。各人お気に入りのページを開いた。(写真/小宮純一)

北野陽子医師(右)と埼玉県中央児相のチーム。各人お気に入りのページを開いた。(写真/小宮純一)

親が精神疾患を抱えている子どもを応援する精神科医らのチーム「ぷるすあるは」が埼玉県中央児童相談所と組んで作成・発行した絵本『ボクは話せない…』が反響を呼んでいる。「困っているときは大人に話していいんだよ」とのメッセージを、優しい言葉と線描で描いた。さいたま市を除く県内小中学校に各3冊、公立図書館、福祉事務所にも複数冊配布した。個人からの購入希望が殺到している。

「ぷるすあるは」は、代表の精神科医・北野陽子さんが精神科看護師の細尾ちあきさんと昨年6月に設立したNPO法人。精神障がいなどがある家族や、自身の困難を抱えて生きる子どもを応援する絵本や情報コンテンツを提供している。

同児相の児童精神科医古田洋子さんは「性虐待を受けた子どもの治療では、長い間独りで我慢してきた子に多く会う。話していい。君の心の荷物、私が聴くよ――と伝えたくて作った。虐待に特化した物語でなく、幅広く活用できるはず」。作画のチアキさんは、紙質に合うように濃いグレーの色鉛筆で柔らかな線にし、特に目の表情にこだわった。

絵本は14.8cm四方、40ページ、2色刷り。掲載する相談機関電話番号は購入者ごとに差し替えるため、全国で利用可。購入方法は子ども情報ステーションURL http://kidsinfost.net参照。問い合わせはMail info@pulusualuha.or.jpへ。

(小宮純一・ジャーナリスト、4月1日号)

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