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5年目のフクシマを忘れないで!

福島の厳しい現実を説明する今中哲二さん。(写真/村上朝子)

福島の厳しい現実を説明する今中哲二さん。(写真/村上朝子)

「フクシマを忘れない!さようなら原発大講演会」が3月28日、都内で開かれ、約1300人が福島の現状に耳を傾け、原発再稼働反対を訴えた。知識人らが設立した「『さようなら原発』一千万署名 市民の会」が主催した。

福島県いわき市議の佐藤和良さんは、東京電力福島第一原発の現状について、今も放射性物質が放出され続け、高濃度汚染水は溜まる一方だと報告した。現場では毎日7000人の作業員が働いているが、熟練者の減少に加え劣悪な労働環境により事故が相次いでいると話し、「廃炉作業は40年かかる。今のままで事故収束と廃炉作業ができるのか」と懸念を示した。佐藤さんは、2012年に政府関係者や東電幹部らを告訴・告発した「福島原発告訴団」の副団長も務めるが、同告訴団は今年1月、新たな告訴・告発を行なっており、その参加協力を呼びかけた。

京都大学原子炉実験所助教の今中哲二さんは、4年たっても住民が帰れない避難対象の面積は1000平方kmにおよび、避難している人は12万人、という数字を挙げ、原発事故の影響の甚大さを改めて指摘した。

最後に参加者全員が「原発NO」の紙を掲げ、再稼働反対、原発ゼロの決意を新たにした。次回は5月3日横浜で大規模集会を予定している。

(村上朝子・ライター、4月3日号)