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同性愛者に暴言も「悪気はない」と釈明――豊島区議が“セクハラ”発言

2014年11月20日1:08PM

取材をうける石川大我豊島区議。ネット上でも話題が沸騰した。(撮影/野中大樹)

取材をうける石川大我豊島区議。ネット上でも話題が沸騰した。(撮影/野中大樹)

日本で初めて男性同性愛者(ゲイ)であることをオープンにして2011年に東京都豊島区議に当選した石川大我氏が、石川氏と同じ会派「自治みらい豊島区議団」の区議から“セクハラ”発言をされていたことが石川氏への取材でわかった。都議会では今年、塩村文夏議員に対する“セクハラやじ”がクローズアップされたばかりで、今回も波紋を呼んでいる。

石川氏によると、セクハラ発言は10月29日、同区議団と労働組合との話し合いの席上で飛び出した。区役所における女性の登用について討議している際、同会派の藤本きんじ氏(51歳、民主党)は、会派メンバー6人のうち4人が女性であることに触れつつ「うちの会派は女性が多い。というか、実質的な男は私だけ」と発言。石川氏は「事実誤認であり、差別発言だ」と藤本氏に訴えたが、藤本氏は「悪気はなかった」という回答に終始したという。

藤本氏は本誌の取材に対し、「そのような趣旨の発言はしたと思う。認識不足、理解不足だった」と話した。石川氏によれば、藤本氏はかつて視察旅行で石川氏と部屋が同室でなかったことをうけ「おれの身の安全が保たれた」といった発言もしたという。そのことについても尋ねると、「昔のことで一言一句覚えていない」としながらも「冗談のつもりだったとはいえ、本人がショックを受けている。反省している」と釈明した。

石川氏は31日、自治みらい豊島区議団宛に申し入れ書を提出。内容は藤本氏への厳正な処分、セクハラその他のハラスメントのない社会をつくるため、次回定例会で意見書もしくは決議を会派として議会に提案すること、セクシュアル・マイノリティの権利擁護・平等取り扱いに資する条例の制定を会派として求めていくことなど。

07年に施行された改正「男女雇用機会均等法」は今年7月、新たにセクハラについて「同性に対するものも含まれる」という文言を加えている。

(野中大樹・編集部、11月7日号)

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