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関西電力の原発11基「全停止」歓喜の声

2012年3月16日6:17PM

関電の全原発停止を祝う若者たち。(写真/たどころあきはる)

 福井県若狭湾に集中立地する関西電力の原発11基が、高浜原発3号機の定期検査入りで、すべて稼働停止した2月20日、京都では若者たちが、「脱原発実現!祝賀会」を開き、気勢をあげた。

 関電の全原発が停止したのは33年ぶり。全国的には、3月26日に東京電力の柏崎刈羽原発6号機、4、5月頃に北海道電力泊3号機が定期検査入りし、この間に再稼働する原発がなければ、日本中の商業用原発54基のすべてが止まることになる。

 続く24日の大飯原発3、4号機再稼働阻止の集会では福井県小浜市・明通寺住職の中嶌哲演氏が「福井の脱原発は、全関西人の課題」と、熱く連帯を強調。若者たちは「再稼働なら、体を張ってでも阻止」と強硬姿勢で、本番ともいうべき「バイバイ原発3・10きょうと」集会に臨む。

 同集会の実行委では、制服向上委員会のショーをはじめ若手アーティストのライブパフォーマンス、エコマルシェ(雑貨販売)、フリースピーチ、ヤングパパママ企画など多彩に準備。寺社回りで世界遺産にも登録された有名寺院の賛同も取り付けるなど、若いセンスと行動力を発揮している。

 大阪でも、東京電力福島第一原発震災1周年の3月11日、中之島公園一帯および扇町公園の両会場で計2万人の参加を予定。関電本社に抗議する。

(たどころあきはる・ジャーナリスト、3月2日号)

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