入学金、授業料、設備費等々。学費が高い……。考えてみれば、生活費だって学費だ。どうして「学生であること」に、こんなに金がかかるのだろう。北欧は全部タダ、ドイツやフランスだってタダ同然だ。国連だって「漸次的な無償化」を勧告している。それに奨学金は英語に訳すとscholarshipかgrantでもらえるもの。返さなきゃいけないローンじゃない。それなのになぜ日本学生支援機構はポスターとかで、「奨学金は貸与であり、必ず返還しなければなりません」なんて断言しているのだろう?　しかも返せないひとの「ブラックリスト」を一四〇〇もの金融機関に通報してカードとかをつくれないようにするっていう。これってイジメじゃないか?　そう考えて「ブラックリストの会in東京」ができました。「in東京」というのは、京都の「ブラックリストの会」に共感したからです。今回の「奨学金大集会」では、いろいろな疑問を通じて「学生であること」の意味を話し合います。自分たちのこと、自分たちのいる場所について、ほんとうのことを知りたい方は、ぜひ!

▼「奨学金大集会」四月二五日(土)　一七時半～二〇時半
東京・新宿区早稲田大学早稲田キャンパス三号館一〇三教室
白石嘉治(上智大学他非常勤講師)、秋山道宏(全国大学院生協議会)ほか出演
主催&連絡先:ブラックリストの会in東京　メールアドレス blacklist@riseup.net
全国大学院生協議会　メールアドレス zeninkyo-jimu-owner@yahoogroups.jp