イベント情報 関連イベントや読者会イベントなどをご案内いたします。

読者会から

みやぎ読者会 
4月5日(水)19時~20時45分、仙台市市民活動サポートセンター(青葉区一番町4―1―3)。会場費200円。1414号62ページで紹介された植村発行人、文編集長との懇談会。読者との近さは本誌のよさであると再認識。作り手の意気込み、配慮などを聞くと新たな読み方もできそうだ。日航機墜落の講演会参加者から報告。都合の悪いことを隠蔽するために、国民と真実を犠牲にする国家。▼仙台出身・村上浩康監督の映画『たまねこ、たまびと』、小西夫妻の猫支援(1259号)と、20年連載の「多摩猫キセキの物語」猫虐待。国家の日航機事故対応と「隣人」の猫虐待の間に、「高齢者集団自決」発言や死刑制度支持があるのでは▼1412号26ページ、「暴力と抵抗のあり方を視座に」鬱屈が社会変革に向かうのは可能か。36ページ、「戦争か、革命か」(廣瀬純)も難解ながら考えるべき問題。その手掛かりは1414号12ページ、「パワークラシー」(内田樹)と、「経済私考」(高橋伸彰)のグローバルに連帯する共同体か。強者の論理を社会全体が受容する現状で打破は可能か? 問合せ(090・2023・5155里見)

川越・ふじみ野読者会 
4月8日(土)18時~20時、ウェスタ川越2階会議室5(「川越駅」西口5分)。フリートークを行なっています。3月は6人が参加。▼1413号20ページ「問われる日本の平和主義」(遠藤乾)について意見が。「正戦論」は今も妥当なのだろうか。「軍備より外交が優先」としながらも、外交には限界があると断じてしまってよいのか。結論として9条では平和は守れない「機能する防衛体制」を唱えるなら、現政権の軍拡路線を批判できないのでは。論考の意図がわからないという意見が複数ありました。攻められたら降参し、というのは思考実験としてはよいが、現実にはありえない。攻められないように考えるのが先だと思います。周辺国の脅威をあおっている政府と同じように読めてしまう▼1412号「コロナから3年」なぜ都合の悪いことを隠そうとするのか。コロナに限らず、ワクチンの副反応、後遺症について正直にいえばいい。メリットとリスクを知った上で自分で選びたい▼所沢に持ち込まれようとしている汚染土の問題、「満田夏花講演会」に参加した方から報告。所沢市長の態度があいまい、汚染土持込反対の住民の声が必要。問合せ(090・8179・0268ysakumi1031@gmail.comサクミ)

京都読者の会 
4月11日(火)18時~、一念寺にて(市営地下鉄「五条駅」下車、花屋町通西進、親鸞聖人像左折、東中筋通南進左側)。テーマは、瀬木比呂志『民事保全法』(日本評論社)を読む(東京・大阪の両地裁には、専門の「保全部」がある)。▼パレスホテル東京は、他のホテルよりも従業員が多い。サービスを維持するためには人手を多くしてもよい、という考え方がある模様だ。無茶な人減らしやコストカットに走らない日本企業があるということは大発見だ。パレスホテルのような資本主義がなおも健在なら、杉田俊介(1412号29ページ)の言う「インセルレフト」や「反資本主義」のようなやり方では勝つ見込みがない。事務局・田中もインセルのひとりとして、当事者をみすみす危険にさらす考え方には反対する。もはやつき合いきれない▼資本主義の負の部分のみをあまり強調しすぎると、かえって物の見方が一面的になってしまうだろう、と思います。そもそも、筑紫哲也が極左を志向していたとは思えません。編集部が左へ行き過ぎないように、ブレーキをかけるのも、読者会の大切な役割なのです。あまり左へ行き過ぎると、小さく固まってしまう。売り上げが減るだけです。パレスホテルのロジックは、弱肉強食とは異なります。問合せ(075・312・2587田中)

昼下がりの読者会・こうべ 
4月16日(日)13時~14時50分、「学生センターBスタジオ」(阪急「六甲駅」北側すぐ、六甲駅前ビル4階)。参加費無料。4月16日は、伊東武是さんによる「中国・台湾問題」のミニ講演あり。3月19日の参加者は12人。▼1416号13ページ「凱風快晴」(内田樹)で、「凱風館」に来た若い人が、シリコンバレーのビジネスパーソンが「民主主義はもうだめだ」というのを聞いて不安になったと言う。内田はそれを聞き、「民主主義は放っておけば衆愚政治に堕すので、まともな市民が一定数いないといけない」と言う。しかし、「まともな市民をどう増やしていけばよいか」が大きな課題だということで意見が一致した。閉塞状況の打開方法として、国会議員も含む、公務員全体を男女同数にする制度はどうかという提案があった。これに対し、いきなり導入しても混乱するので、まずは社会的に男女間の意識改革をすべきだという意見が出された。制度導入が先か、意識改革が先か意見が分かれたままとなった▼1413号「循環する時間に生きる」(風速計・想田和弘)はいい内容だったとの発言に賛同する参加者多し。問合せ(090・4288・2121片岡)