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761号目次


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761号の注目記事

■佐高 信 編集委員インタビュー
 後藤田正純

国家主義でなく
国民主義の政治を

自民党内リベラル保守の若手を代表する後藤田正純前衆議院議員。サラ金問題、貧困問題に取り組み、党内幹部議員にも率直にもの申す後藤田氏に、現在の自民党と、選挙後の政界について訊いた。

北東アジアにAUをつくるのが夢
欧州がEUでひとつになれるならアジアもわけない(後藤田)

靖国には西郷が祀られていない
国を思うあまり反逆することもある、と言う(佐高)

■浮躁中国17
 ウイグル暴動
 炸裂した民族矛盾
 興梠 一郎

新疆ウイグル自治区の暴動事件は、長年にわたる民族差別が原因とされる。
チベットと並び、中国の火種と言われるウイグル問題だけに、解決は容易ではない。
中国の民族問題の根の深さが、またひとつ露呈した。

■「アイヌ=先住民族」国会決議から1年
 平田 剛士

「政府はアイヌを先住民族と認めよ」と衆参両院が決議して1年がたった。政府は新施策の準備を進めるが、差別と抑圧の歴史に終止符を打ち、アイヌ民族復権を実現するには、多数派和人の社会こそ、真摯に過去の清算に臨む「覚悟」がいる。

■「白バイ事件」で浮かび上がる「高知県警の犯罪」
証拠偽造などで服役者が国家賠償請求の訴え
粟野 仁雄

白バイが停車中のバスに衝突して警官が死亡した際、バスを「動かした」として有罪が確定した運転手・片岡晴彦さんの冤罪事件が
昨年一一月二一日号の本誌で報じられ、大きな反響を呼んだ。その後明るみになった、権力の証拠偽造の手口を暴露する。

■タミフル全面解禁の道を開いた
 「新型」インフルエンザの正体
 浜 六郎

秋以降の第二波で強毒化するかもしれないとインフルエンザのワクチン製造を促し、
パンデミックをあおる論調が止まらない。さらに今回の騒動を機にタミフルが全面解禁となった。
その危険性を指摘してきた筆者が、これまでの騒ぎを検証する。

■ドイツ・チェコ・ガーナ訪問
 大統領オバマの歴史認識
 梶村 太一郎

黒人・白人の人種、イスラム教・キリスト教の宗教、アジア・アフリカ・米国・欧州の地域性など、
あらゆる国際的カラーを秘めた希有な大統領であるバラク・フセイン・オバマ。
彼が行なったいくつかの演説からその歴史認識を読み取る。

■痛憤の現場を歩く99
 小泉4代目が総選挙に出馬する神奈川11区
 労働者派遣といくさの思想から脱却できるか
 鎌田 慧

麻生太郎首相は7月21日、衆議院を解散、8月30日の投開票日まで40日間という
異例の長期戦がスタートした。国会議員の世襲問題でも麻生自民党はブレ続け、
今回は制限は見送られた。その恩恵を受けたのが、小泉純一郎元首相の地盤を
引き継ぐ二男の進次郎氏だ。小泉4代目が出馬する地元を歩いた。