おしらせブログ 週刊金曜日から定期購読者の皆様へのおしらせを掲載しています。

読者会から(全文)2010年10月8日

週刊金曜日を応援する会 
神奈川読者会のH・Nさん、安らかに

私たちの読者会は『金曜日』創刊前の1993年2月から活動を開始しました。およそ一カ月に1回のペースで「誌面批評会」なる集まりを行い、本多勝一さんや佐高 信さん、辛 淑玉さん、また『イラク派兵反対』と題して天木直人さんの講演会なども㈱金曜日の協力を得て行ってきました。
この集まりの最初から、つまり週刊金曜日創刊準備の時代から熱心に関わってこられたH・Nさんが70歳で病に倒れました。女性の立場で、誰もが尊厳ある最期を迎えられるように、個人の自立とそれをサポートする政治を求めて『単身けん』・『介護保障を考える市民の会』等のグループで活動され、その観点から現状の介護保険制度を鋭く批判されていました。
また、私たちの読者会は、その昔、日本政府がベトナム戦争に犯罪的に加担していた時代、時の佐藤首相の訪米にその身を焼いて抗議されたエスペランティストのご子息で、『私は一市民です』という遺稿集を遺されたY・Iさんも69歳でかつてお見送りしました。
ともに市民の視点に立ったメディアの必要性を痛く感じられ、幅広く拡めんと強く活動をされていました。私たちの読者会はこの先達の遺志をこれからも引き継いでいこうと考えています。
2010年10月3日
(週刊金曜日を応援する会 神奈川)