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阪急トラベルサポート損害賠償請求訴訟  12月7日に第3回口頭弁論

 「記事は虚偽だ」という一方的な理由で、取材に応じた旅行添乗員・塩田卓嗣さんをアサイン停止(事実上の解雇処分)にした阪急トラベルサポート(西尾隆代表取締役、大阪市北区)を相手取り、『週刊金曜日』側が「メディアとしての名誉と信用を毀損された」として損害賠償を求めている訴訟の第3回口頭弁論が12月7日(月)に開かれる。
 7月1日の提訴以降、論点の整理を進めてきたが、阪急トラベル側は「記事は事実に反しており、塩田に『週刊金曜日』への訂正申し入れをするよう求めたが、拒否をしたのでアサイン停止をした。アサイン停止は会社の裁量であるから、会社の行為と原告ら(金曜日側)の主張する損害との間には因果関係がない」(要旨)などとして「棄却されるべき」と主張している。
 一方、本誌側は、阪急側が問題としている記事について「本誌側に問い合わせや苦情申し入れなど一切することなく、一方的に『虚偽』だと断じて、取材に応じただけの塩田さんに一方的な不利益処分を課すことは、本誌側の社会的な名誉・信用を毀損するとともに今後の取材活動を困難なものにして取材・言論の自由を侵害する行為である」(要旨)と主張している。
 第3回口頭弁論は7日午後1時10分から、東京地方裁判所712号法廷で