「家族」に
しのび込む国家

  • 自治体や企業が「家族のあり方」に介入
    「官製婚活」で結婚・出産を強要?
    斉藤正美

    現在、「少子化対策」「一億総活躍」という名目による「官製婚活」が国主導で進められている。行政がなすべき「少子化対策」とは、親の労働時間短縮や保育園の充実など育児環境を整えることだが、この国では「若い男女を結婚させること」が政策となり、「家族」という私的領域に公的機関が介入し始めた。自民党の憲法改正草案24条では、個人の尊重より「家族」が重視されている。この草案が実現すれば、家族政策とリンクして「家族のあり方」が決められる日が来るかもしれない。

  • 「家庭教育支援」「ライフプラン教育」という介入
    家庭が「国家のための人材育成の場」に
    山口智美
  • 性的少数者を尊重する社会は改憲で実現するのか?
    同性婚をめぐる改憲論の壮大な罠
    藤田裕喜

    結婚は「両性の合意のみ」に基づくと規定する24条を同性婚否定と捉える人もいる。しかし同性婚を禁じてはおらず、「両性」とは「両当事者」とする解釈もされている。つまり24条は同性婚の障害ではないが、そうみなすことで改憲へ導く思惑はないか。

  • 作家と弁護士が語る憲法
    狙われ続ける「個人の尊重」と「男女平等」
    中島京子×太田啓子

    自民党の「憲法改正草案」は問題だらけだが、特に24条が草案のように変わると、個人の生活に国が介入することになりかねない。現行24条のもたらした効果とは何か、なぜ自民党は24条を嫌うのか、24条の役割を重視する作家と弁護士が語り合った。

  • 「学問の府」広島大学で現在進行中の"大人のいじめ"前編
    業績水増しを告発した准教授を"クビ"へ 明石昇二郎
  • 漫画誌「懸賞」はブラックボックスなのか? 久地かける
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    南京虐殺否定本の撤去は拒否 岩本太郎
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  • トランプ新時代
  • 新政権の軍事政策を握る2人の男 成澤宗男
  • 私が知っている「ドナルド・トランプという男」(上) 山崎淑子
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  • 反トランプ・デモにさまざまな顔 エィミー・ツジモト
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  • トヨタ名誉会長が激怒した小説『トヨトミの野望』 野中大樹
  • 阪神・淡路大震災から22年(下)
    「同じ環境で再開」希望する店主らにつけ込む神戸市 粟野仁雄

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