漢方薬の副作用に
ご用心!

認知症の周辺症状に効くといわれたり、メタボ対策に効果があると宣伝するテレビCMに惹かれたりして、漢方薬を飲んでいるあなた。まさか「漢方薬は自然のものなので副作用はない」と考えてはいないでしょうね。漢方薬にも副作用はあり、なかには致命的なものもあることをお忘れなく。

  • 認知症や肥満改善の薬で健康被害も
    岡田幹治
  • ◆こんな生薬に要注意!
    流早産の危険性のあるものも
  • 対論! 漢方薬に発がん成分はあるか?

    黄連・黄柏に発がん性の疑いがあることに触れたが、漢方薬の専門家はどう評価するのか。問題提起した内藤裕史氏の主張とともに紹介する。

    ◎根拠は十分にある
    内藤裕史

    ◎根拠は十分とはいえない
    袴塚高志

年間4000億円売り上げた
糖尿病用剤アクトスと膀胱がん

鳴り物入りの新薬。発売されるや圧倒的な宣伝力で市場のシェアを占め、儲けるだけ儲けて、特許が切れるまでに売りさばく。その手法は経営的には理想的だが、生命の安全に関わる商品としてどうか。かつて“糖尿病薬のブロックバスター”(巨額の売り上げをたたき出す新薬)の異名をとった武田薬品工業のアクトス。だが、一方で膀胱がん発症のリスクが何度も取りざたされた。この16年を検証する。

  • 副作用情報は2011年に209例
    潜在的ながん発症者をなぜ放置するのか 伊豆百合子
  • 「膀胱がんが最大のリスク」と内部資料に記載
    情報隠しで訴えられた武田、2950億円で和解へ 村上朝子

    糖尿病が“国民病”とも言われる米国が、アクトスの最大のマーケットだった。患者数は3000万人に迫る。投与後、膀胱がんを発症した各地の患者が次々と提訴し、裁判は広域係属訴訟へ。判決では武田の情報隠しが認められ、武田は和解基金へ巨額の拠出金を支払うことになった。

  • 財界の「グローバル化」の旗手
    長谷川閑史武田薬品工業会長の難問 成澤宗男
  • 最新報告では膀胱がんにとどまらず
    多部位にわたるがんの危険性も 浜六郎

    医薬品の安全で適正な使用のための研究と情報収集・発信に取り組む筆者は、発売直後からアクトスに注視し、世界中で発表される重要な論文を分析、その都度、警告を発し続けてきた。アクトスはなぜ危ないのか、解説してもらう。

  • ガセネタに踊らされる日本のマスメディア
    「拉致問題は解決できない」と言えない安倍首相 成田俊一
  • さいたま市市民活動サポートセンターが市の直営に!
    妨害された「市民参加」 斉藤正美
  • 設置ラッシュに住民が悲鳴
    北杜市長に「太陽光パネル」業者との癒着疑惑 横田 一
  • 連載 自由と創造のためのレッスン
    お前たちの戦争、我々の死者たち 廣瀬 純
  • 中央道「笹子トンネル」事故から3年
    最大の事故原因は「設計ミス」だった 明石昇二郎

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