5年目を迎えた
放射能問題

福島第一原発事故から4年が過ぎ、私たちは相変わらず放射能に囲まれた生活をしています。この4年で何がどう変わったのか、5年目を迎えた今、何をどう考えていけばいいのか、久しぶりの放射能特集です。

  • 汚染の傾向を理解して対策を立てたい
    食品の放射能汚染、今考えておきたいこと
    上田昌文

    以前と比べ、話題にのぼることが格段に少なくなった食品の放射能汚染。この4年間で多くの食品の測定データが蓄積されたが、それらのデータからはどんなことが読み取れるのだろうか。

  • 岡山大学教授・津田敏秀さんに聞く
    甲状腺がんのアウトブレイクが始まっている

    疫学調査の手法で福島の子どもたちの甲状腺がん発生率を分析している津田教授。福島で行なわれている「県民健康調査」のこれまでのデータから、子どもたちの間に甲状腺がんが多発していると警告を発する。

  • こどもみらい測定所代表・石丸偉丈さんに聞く
    市民放射能測定所が見た“汚染”のいま

    3・11以降、食品などの放射能汚染への関心を背景に、各地に市民放射能測定所が誕生した。5年目を迎えたいま、そうした市民放射能測定所にも大きな変化があらわれてきている。こどもみらい測定所(東京・国分寺市)代表の石丸偉丈さんに、現状と今後の取り組みを聞いた。

  • 支援政策の転換のなかで、保養や移住に取り組む
    支援法が骨抜き、政権に翻弄される被災者
    早尾貴紀

    福島第一原発の事故によって、多くの住民がいまなお避難や苦痛を強いられている。被災者を救済するために成立した「原発事故子ども・被災者支援法」はどうなったのか。子どもたちの保養や、家族の避難受け入れなどに取組む筆者が、被災者の厳しい現実を訴える。

  • なんでもありの安保法制与党協議
    他国のために自衛隊員の命を差し出すのか 半田 滋
  • 川崎中1殺害
    社会を反映する悲劇に大人はどう向き合うか 粟野仁雄
  • 在特会らの襲撃を受けた徳島県教組・前書記長の闘い
    差別を許さず生きていくために 中村一成
  • 連載 環境を破壊する原発震災復興工事(上)
    放射能汚染と除染工事──土壌生態系は二度蹂躙された 平田剛士
  • 大阪・東京 「君が代」強制は生徒から教師を奪う
    「不起立」を選んだ高校生 平舘英明
  • 飛耳長目 105
    山城議長の私人逮捕は主権侵害 佐藤 優
  • 連 載 草の根歯医者のひとりごと10
    介護における口腔ケアは人間の尊厳をも回復する 岡田弥生

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