誰も止められない!? ニセ者のナショナリスト 安倍首相の日本空洞化計画

異常事態だ。内閣法制局長官は「憲法の番人」から「安倍政権の番犬」に、首相に意見すべき自民党要職の政治家はみんな「首相のポチ」に成り下がったのだから。そして首相の「思い」が凄まじい「スピード感」で政策化・実現されようとしている。そもそも安倍首相の本質とは何か。その思想的出自を改めて問い直し、いま展開している国民不在の日本改造計画の深層に迫る。

  • 国民国家の空洞化を進める
    ネオリベ時代のエア・ナショナリスト
    中野晃一

    米国から顰蹙を買う事態になっても、空を切ってギターを弾く真似を熱く演じるエア・ギターのように、ネオリベ時代のエア・ナショナリズムに興じる安倍首相。その自己陶酔はいつまで続く?

  • 対談 堀江貴文×森達也
    政治家もメディアもソフトヤンキーもダーウィニズム的にガラパゴス化する

    日本地下鉄サリン事件を契機に、日本社会の危機意識が高まったとする森達也さん。世論から叩かれたことで、森さんの著書『A3』を身に沁みて感じたという堀江貴文さん。「組織」が縛ることのできなかった二人が考える、日本が向かう先とは?

  • 国家戦略特区竹中=安倍コンビが企む“憲法番外地”
    暮らしを“ドリル”で破壊する
    本誌取材班

    アベノミクスの「第三の矢」、国家戦略特区が動き出そうとしている。諮問会議のキーパーソン竹中平蔵氏は、小泉政権時代からの「野望」の実現に意欲を燃やす。安倍政権は、特区で何をしようとしているのか。私たちの暮らしはどうなるのか。

  • 中垣克久さんが語る
    「表現の自由の封殺」

    東京都美術館が怖れ、弾圧したものアライ=ヒロユキ時代をもっとも鋭敏に映す鏡は、芸術表現である。それゆえ、権力はその存在を忌み嫌う。2月、東京都美術館は中垣克久の表現に弾圧を行なった。その事件は、まさにこの国の真の姿を浮き彫りにする。当人に話を聞いた。

  • 中台関係は新次元を迎えるか
    馬英九・習近平会談をめぐる駆け引き 本田善彦

    2月に行なわれた中台閣僚級会議をきっかけに、両岸首脳の会談開催もささやかれている。一方で台北では、中国への市場開放に反対する動きが起きている。

  • 超法規的に売却許可された香川の企業の不可解さ
    朝鮮総聯ビルを召し上げた東京地裁の誘導疑惑 成田俊一

    東京地裁は3月20日、朝鮮総聯中央本部の土地・建物の競売で、マルナカホールディングスに22億1000万円で落札したと発表。24日には売却を最終決定した。思いもよらぬこの展開、背景に何があったのか。

  • 効きそうで効かない
    かえって毒になる「花粉症予防グッズ」 渡辺雄二

    花粉症の季節となって、つらい思いをしている人が多いと思いますが、そんな人たちを対象にした花粉症予防グッズが、ドラッグストアなどで売られています。鼻の中や外側に塗って花粉の侵入を防ぐもの、マスクにスプレーして花粉を寄せつけないものなどが主です。しかしいずれもほとんど効果はほとんど期待できず、成分が鼻粘膜などにおよぼす悪影響が心配されるのです。

  • 世論から乖離した大越健介キャスターの政権すりより 放送を語る会

    「放送を語る会」はこの3月、特定秘密保護法についてテレビがどのような報道したかを検証した報告書を発表した。詳細な検証のなかからNHKの部分を紹介する。

  • 司法取引で刑事訴追は当面回避、巨額民事訴訟への影響は不可避
    トヨタ自動車に米政府が1200億円の「罰金」 平井康嗣

  • 「武力強奪」との欧米の非難は二重基準
    クリミア問題の深層と今後の危機 田岡俊次

  • 脱混迷ニッポン15
    画家 壺井明被災者の肉声胸に刻み原発神話の構造描く「無主物」 山岡淳一郎

    飛び散った放射性物質は誰のものでもない「無主物」だと主張する東京電力に怒りを覚え、以来福島で聞き取った事柄を描き足し描き足してきた作品「無主物」。壺井さんは絵を携え、誰かと対話するために今日も路上に立つ。

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