世界が見ている  「慰安婦」問題で安倍首相は針のムシロ!?

6月に英・北アイルランドで開かれるG20で、従軍「慰安婦」問題が議題になりそうだ。だが、安倍晋三首相はこれまで、同問題で日本政府の責任を認めた「河野談話」の見直しを公言し、世界の世論に背を向け続けている。このままでは日本は孤立化する。

●英『インディペンデント』紙特派員 デイビッド・マックニール さんに聞く「河野談話」見直しは破局的事態を招く●京都産業大学世界問題研究所長 東郷和彦さんに聞く政府の予算を使って「慰安婦」に道義的補償をガラパゴス化しているのは携帯電話だけではない。従軍「慰安婦」をめぐる国内の議論は、国際世論から大きくずれ、G8やG20で安倍首相は針のムシロに座りかねない。外交官として研究者として、解決のために取り組んできた東郷和彦氏に聞く。●領土問題にすり替えられた歴史問題明白な証拠を否定しながら証人の死を待っているのかアレクシス・ダデン歴史認識問題とは、かつての従軍「慰安婦」という名の性奴隷から、いまや島の領土権をめぐる論議に移ってしまった。だが、それによって日本の軍国化に利用されかねない状況が生まれている。●本音と建前を行ったり来たり繰り返される安倍首相の「二枚舌」成澤 宗男前回の首相時代は「河野談話を継承する」と述べながら、辞任後は、「河野談話見直し」を主張し始める。首相に返り咲いたら、今度は「官房長官が対応」と逃げを打った。

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