3・11連続特集(2)原発 これでも再び動かすのか

■これでも再び原発を動かすのか 成澤 宗男政府は福島原発事故の原因が不明のまま原発輸出に踏み切り、大半が停止中の原発を再稼働させようとしている。だがいまや国民の7割近くが「脱原発」を望み、「原子力安全神話」は崩壊した。事故から1年がたった今、原発なき世界を実現するため決意を新たにしたい。◆いまだ懲りない「原発ムラ」を憂う ストレステスト意見聴取会委員 井野 博満■原発はどこまでの揺れに“耐えられる”のか原発が耐えられる地震動は、机上の計算だけでどんどん大きくなっていることをご存じだろうか。1995年の阪神・淡路大震災(マグニチュード7.3)後の計算ではねあがり、東日本大震災をうけてストレステストを提出した原発は、それまでの1.29?2倍の揺れにも「余裕」があることがわかったという。信じられるだろうか。(編集部)■ウソつき四国電力と大地震 再稼働をたくらむ伊方原発に潜む危険性 伊田 浩之四国電力伊方原発が再稼働第一号となる恐れがある。だが、原発沖合六キロには日本最大級の活断層があり、さらに南海大地震の発生が近づいている危険地帯だ。しかも、この活断層について四国電力は?ウソ?をついた。そんな企業に危険な原発を扱う資格はない。◆伊方原発訴訟の原告共同代表 近藤誠さんに聞く 福島原発事故を経て裁判所は変わる■東京電力のウソと闘う 福島原発事故会見に出続けた日隅一雄 木野 龍逸「3・11」直後から、東電会見でするどい質問を続けていた日隅一雄さん。ネット中継を見ていた人なら知っているかもしれない。「東電に税金投入なんてありえない」と憤る彼は、“残された時間”に全力を注いでいる。■市民団体が9年目の調査へ“汚染地”で異変ザクラは見つかるのか 奥田 智子放射線の影響で今年はサクラに異変が起きるのだろうか。放射性物質の大量放出後の調査への協力を市民団体が呼びかけている。身近な植物の警鐘に耳を傾けたい。■過去最高額5兆円超の支払い求め株主が東電取締役提訴 原発再稼働めぐり激しいせめぎ合い 横田 一

  • 荻野富士夫 小樽商科大学教授に聞く 戦前と通ずる「秘密保全法」の恐ろしさ「平成の治安維持法」と呼ばれる秘密保全法案が、いよいよ今国会に提出されようとしている。この法律が制定されれば、社会はどうなるのか。
  • 佐藤優の飛耳長目70北方領土妥協の用意があるプーチン露大統領の足かせ
  • 境界線上を走れ3 村崎太郎 文 藤井誠二・写真 佐藤類私が彼と結婚したとき世の女性はショックを受けたようで……。華やかなTVプロデューサーの相手が、猿まわし芸人。その落差に驚かれたんです。いろんな言葉を今まで彼にもらってきましたけれどいちばん嬉しかったのは「全員が弱者である必要はない。怖がることはない」と言ってもらえたことです。
  • 疑惑が晴れないNTTグループ 持株会社の社長を直撃 無責任回答にア然 杉原 章一
  • 震災で噴き出した歪み(下) 殺されゆく公務員 心身を蝕まれる職員たち 辛淑玉被災者でありながら休みもなく復興のために働き続ける自治体職員に対し、悪意をぶつけ暴言を吐く人たちがいる。政治家も、社会の不満のはけ口として公務員叩きを利用する。弱音を吐く暇もなく、疲弊し、心身を病んでいく公務員。拳を振り上げるべきところを間違えてはいないか。
  • 福島だより 汚染米を食べる方法 境野米子食べものからの内部被曝は確かに避けたいものですが、調理の工夫で放射性物質を軽減することができます。行き場をなくした汚染米だって、生き返らせることができるかも。
  • 飲水思源  文化の仕掛人 徳間康快 第10回 結婚式で「浪曲子守唄」 佐高 信徳間康快は、中野正剛の息子・達彦と学生時代からの友人で、その縁から真善美社の専務に迎えられる。当時の真善美社は、花田清輝が編集主幹、野間宏、中村真一郎、安部公房、佐々木基一らが編集委員として参加していた。

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